EAポートフォリオのリスクヘッジ
「ロジック分散=本数を増やすことではない」「相関を見るべき」
① ロジック分散=負の相関、は基本的に正解
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同じ局面で同時に負けるEAを並べても意味がない
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期待値が正でも、ドローダウンが同時発生する構造は危険
なので、
損益曲線(Equity)の相関が低い/できれば負の相関
これはポートフォリオ構築の王道です。
■ RSIの例について
RSI80超えで
・逆張り売り
・順張り買い
これは「理論上は真逆」ですが、実運用では注意点があります。
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強トレンド相場
→ 逆張りが連敗
→ 順張りは勝つ -
レンジ相場
→ 逆張りが勝つ
→ 順張りは微益 or ノイズ負け
相関は下がりやすいですが、
同じ相場局面(RSI高水準)に依存している
という意味では「完全分散」ではありません。
■ 改善案
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時間軸をズラす(M5逆張り × H1順張り)
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エントリー条件の「発火理由」を変える
(RSI × ボラティリティ、RSI × トレンドフィルター)
② 同一ロジック × 複数通貨ペアは「条件付きで有効」
これも半分正解、半分危険です。
有効なケース
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通貨間の相関が低い
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EURUSD × AUDNZD
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USDJPY × EURGBP
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ロジックが「構造的優位性」を持つ
(例:東京時間のレンジ、ロンドン初動など)
この場合、
取引回数の分散+イベントリスクの分散になります。
危険なケース
● EURUSD / GBPUSD / EURGBP のような実質USD・EURに集中している構成
● 指標・リスクオフ局面で全部同時にDDに入る
見た目は分散、中身は集中投資になりがちです。
③ 本当に見るべき「相関」はここ
多くの人が見落としがちですが、重要なのは👇
❌ ロジック同士の理屈の相反
⭕ 損益曲線(Equity Curve)の相関
おすすめ指標:
● 日次 or 週次損益の相関係数
● 最大DD期間の重なり
● 負けが続く「相場環境」の一致度
理想
● 勝っている時期がズレる
● DDに入る理由が違う
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トレンド負け
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レンジ負け
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ボラ不足負け
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④ もう一段上の分散(上級者視点)
もしさらにヘッジ精度を上げるなら:
✔ 相場状態分散
● トレンド特化EA
● レンジ特化EA
● 高ボラ特化EA
✔ 時間帯分散
● 東京
● ロンドン
● NY
✔ リスク構造分散
● 低勝率・高RR
● 高勝率・低RR
ここまで揃うと、
「相関が低い」ではなく「相関が崩れにくい」ポートフォリオになります。
⑤ まとめ(かなり大事)
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ロジック分散+通貨ペア分散という発想は◎
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「負の相関」を意識しているのは上級者の思考
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ただし
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同じ相場要因に依存していないか
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通貨リスクが実質集中していないか
を必ずチェック
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