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スキャルピングは高勝率だから安全??

「スキャルピングは高勝率だから安全」
「小さくコツコツ利益を積み上げていけば、いずれ大きな資産になる」

こう考えてスキャルピングに魅力を感じる人は少なくありません。たしかに数pipsを狙うトレードは、勝率だけを見ると非常に高くなりやすいのが特徴です。

しかし、現実にはスキャルピングを好む多くのトレーダーが、ある共通の末路をたどります。

それが、「コツコツドカン」です。

これは、少額の利益を何度も何度も積み重ねながら、たった一度の大きな損失で、それまでの利益を一瞬で失ってしまう現象のことです。場合によっては、利益どころか口座残高そのものを大きく削ってしまいます。

では、なぜこんなことが起きるのでしょうか。

答えはとてもシンプルです。

スキャルピングは「利小損大」になりやすい構造を持っているからです。

たとえば、毎回3pipsの利益を目標にトレードし、コツコツと10回勝てば30pipsの利益になります。勝率も90%近くなり、「自分は勝てている」という感覚が強くなっていきます。

しかし、損切りが10pips、15pips、あるいはもっと広く設定されていた場合、どうなるでしょうか。

3pips × 10勝 = +30pips
15pips × 1敗 = -15pips
30pips × 1敗 = -30pips
50pips × 1敗 = -50pips

たった一度の負けで、それまでの努力が帳消し、あるいはマイナスになってしまうのです。

しかも問題はそれだけではありません。

人は「コツコツ勝てている」と思うと、次第に損切りをためらうようになります。

「もう少し待てば戻るかもしれない」
「ここで切ったら、今までの勝ちがもったいない」

そう思ってしまうのは自然な心理です。

結果として、損切りはどんどん遅れ、気づけば「想定外の大損」が発生します。

これが、スキャルピングにおける最も危険な落とし穴です。

つまり、問題なのは勝率の高さではありません。
「平均利益」と「平均損失」のバランスです。

いくら勝率が90%あっても、
勝ちが3pipsで、負けが30pipsでは、
長期的にはほぼ確実に資金は減っていきます。

これは数学的な問題であり、根性や気合では解決できません。

スキャルピングで本当に重要なのは、次のたった一つのルールです。

「損失は利益よりも小さくなければならない」

この条件を満たしていないスキャルピングは、見た目がどれだけ華やかでも、時間の問題でコツコツドカンに至ります。

だからもしあなたがスキャルピングを選ぶのであれば、自分にこう問いかけてみてください。

・1回の平均利益は何pipsか?
・1回の最大損失は何pipsか?
・それは本当にコントロールできているか?

この質問に明確な答えがないままトレードしているなら、あなたはすでに「コツコツドカンへの片道切符」を手にしている可能性があります。

スキャルピングで生き残る人と、消えていく人の違いは、才能でも経験でもありません。

ただひとつ、「損切りのルールを守れるかどうか」

それだけなのです。

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