「日経平均株価」と「TOPIX」は、日本株市場を代表する2大株価指数ですが、それぞれ性格や計算方法がまったく違うため、目的や見方が異なります。初心者の方にも分かりやすく、丁寧にご説明します。
📌 まずは基本の定義
| 指数名 |
正式名称 |
算出主体 |
対象銘柄 |
| 日経平均株価 |
日経225 |
日本経済新聞社 |
東証プライム上場の代表225社 |
| TOPIX |
Tokyo Stock Price Index(東証株価指数) |
JPX(日本取引所グループ) |
東証プライムに上場する全銘柄 |
✅ 1. 算出方法の違い
| 比較項目 |
日経平均株価 |
TOPIX |
| 算出方法 |
株価平均型(株価の合計÷除数) |
時価総額加重型(時価総額の合計ベース) |
| 影響が大きい企業 |
株価が高い企業 |
時価総額が大きい企業 |
| 株式分割の影響 |
受けやすい → 除数で調整 |
分割後も時価総額に基づくため影響少ない |
🧮 例え話でイメージ
■ 日経平均株価(株価平均型)
→「225人の身長の平均をとる」イメージ
1人でも“飛び抜けて背が高い”と、平均が大きく引き上げられる
■ TOPIX(時価総額加重型)
→「全校生徒の体重×人数で学校全体の体重を測る」イメージ
重くて人数の多いグループの影響が強い
✅ 2. 構成銘柄と分布
| 指数名 |
銘柄数 |
構成の特徴 |
| 日経平均 |
225社 |
業種バランスを意識して選定(ただし“株価”の影響大) |
| TOPIX |
約2,100社(東証プライムすべて) |
日本市場のほぼ全体を反映 |
✅ 3. 投資の視点から見た違い
| 視点 |
日経平均株価 |
TOPIX |
| 代表性 |
業種・規模のバランスをとった「代表株」 |
市場全体の動きを正確に反映 |
| 分散性 |
低め(高株価の銘柄の影響大) |
高い(時価総額に比例) |
| ETF例 |
「日経225連動型上場投信(1321)」など |
「TOPIX連動型上場投信(1306)」など |
✅ 4. 影響力のある銘柄例(2025年時点)
| 指数 |
影響の大きな銘柄(例) |
| 日経平均 |
ファーストリテイリング、ソフトバンクG、東京エレクトロン(株価が高い) |
| TOPIX |
トヨタ、三菱UFJ、NTT(時価総額が大きい) |
✅ 5. どちらを参考にすべき?
| 投資目的 |
おすすめ指数 |
理由 |
| 市場全体の動きを見たい |
TOPIX |
経済全体を反映。より実態に近い |
| 225の代表銘柄を中心にチェックしたい |
日経平均 |
メディア露出が多く、値動きが派手 |
| 長期・分散投資を考える |
TOPIX |
広く分散されており、過度な偏りがない |
📝 まとめ
| 比較項目 |
日経平均 |
TOPIX |
| 算出方法 |
株価平均型 |
時価総額加重型 |
| 対象銘柄数 |
225社 |
東証プライム全銘柄 |
| 特徴 |
高株価銘柄の影響が大きい |
市場全体を網羅 |
| 投資向け |
短期〜中期的な判断材料に |
長期投資・分散投資の基準に最適 |
ご希望があれば、