- 米国株投資は「ネット証券」がおすすめ
- 米国株投資におすすめの証券会社No.1は「マネックス証券」
米国株投資は、世界を代表する企業に投資できることから特に人気のある投資手法です。
米国株は長期的な成長が期待できる市場として注目されており、個人投資家の間でも人気が高いです。
しかし、証券会社によっては最低取引単位・為替手数料・リアルタイム株価の提供状況などに違いがあるため、自分の投資スタイルに合った証券会社を選ぶ必要があります。
とは言え、日本証券業協会「FACTBOOK」によると、2024年4月末時点で日本には271社もの証券会社が存在するようです。
そのため、特に「米国株投資」初心者の方は迷ってしまうことも少なくありません。
そこで今回の記事では、「米国株投資」で特に人気のある証券会社を9社紹介します。
銘柄数、手数料など各社の特徴を紹介するため、証券会社選びで迷っている方はぜひ最後までご覧ください。
なお、「米国株投資におすすめの証券会社」トップ3は、以下の3社です。
特に「マネックス証券」は、「取り扱い銘柄が多い」「手数料が安い」「注文方法が豊富」「時間外取引可能」と、米国株投資がしやすい証券会社です。
- 取り扱い銘柄が豊富か
- 手数料の安さか
- NISA対応可能か
- 時間外取引に対応しているか
- アプリ・ツールが使いやすいか
- 注文方法が豊富か
ネット証券会社の口座おすすめ比較ランキング【2025年】初心者向けの選び方も紹介
米国株投資におすすめの証券会社比較ランキング
早速、米国株投資におすすめの証券会社を紹介します。
以下は、各社の銘柄数・手数料などを比較した表です。
証券会社 | マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 | 松井証券 | DMM.com証券 | 三菱UFJ eスマート証券(旧社名:auカブコム証券) | SMBC日興証券 |
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|
銘柄数(個別銘柄) | 4258銘柄 | 4432銘柄 | 3924銘柄 | 3955銘柄 | 1973銘柄 | 1,904銘柄 | 2310銘柄 |
銘柄数(ADR) | 297銘柄 | 328銘柄 | 315銘柄 | 286銘柄 | 113銘柄 | ||
銘柄数(ETF) | 465銘柄 | 458銘柄 | 436銘柄 | 425銘柄 | 295銘柄 | 97銘柄 | |
取引手数料 | 0.495% | 0.495% | 0.495% | 0.495% | 0.495% | 0.495% | 0.495% |
為替手数料 | 片道0銭(期間中) | 0銭 | 0銭 | 0銭 | 片道25銭 | 片道20銭 | 片道50銭 |
NISA対応 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
信用取引 | ◯ | ◯ | ◯ | × | × | × | × |
注文方法 | 成行、指値、逆指値(成行/指値)、トレールストップ、OCO(ツイン指値/OCOs)、連続 | 指値、成行、逆指値 | 成行、指値 | 成行、指値、逆指値、IFDONE注文 | 指値、成行、IFDONE注文 | 指値、成行、逆指値、Uターン注文、トレーリングストップ | – |
時間外取引 | ◯ | × | × | × | × | × | ◯ |
配当金 | ドルで受取 | ドルで受取 | ドルで受取 | 日本円で受取 | 日本円で受取 | 日本円で受取 | 日本円で受け取り(申請すれば外貨受け取り可) |
マネックス証券

総合評価 | |
---|---|
コスト | |
信頼性 | |
取扱銘柄(個別株) | 約4258銘柄 |
銘柄数(ADR) | 約297銘柄 |
銘柄数(ETF) | 約465銘柄 |
取引手数料 | 0.495% |
為替手数料 | 片道0銭(期間中) |
NISA対応 | ◯ |
信用取引 | ◯ |
注文方法 | 成行、指値、逆指値(成行/指値)、トレールストップ、OCO(ツイン指値/OCOs)、連続 |
注文受付時間 | 24時間 |
時間外取引 | ◯ |
配当金 | ドルで受取 |
- 米国株の取扱銘柄数が多い
- 注文方法が充実している
- 時間外取引に対応している
- 取引手数料が最安水準
- 中国株投資もできる
マネックス証券は、米国株やETFの取引に力を入れているネット証券です。
以下では、特におすすめするポイントを紹介します。
米国株の取扱銘柄数が多い
マネックス証券は、米国株の取扱銘柄数が4,500以上と業界トップクラスです。
主要企業だけでなく、ETFやADRといった幅広い投資対象が揃っているため、初心者から経験者まで、自分の投資スタイルに合った商品を見つけやすい点が特徴です。
また、個別銘柄だけでなく、ETFの取扱数も465銘柄と豊富な点もおすすめできます。
さらに、アメリカ以外の株式市場にもアクセスできるADR(米国預託証券)を297銘柄取り扱われています。
- 個別株:約4258銘柄
- ADR:約297銘柄
- ETF:約465銘柄
買付時の為替手数料が無料

マネックス証券は、米国株の買付時の為替手数料が無料です。
為替手数料は取引コストの一部として見過ごされがちですが、頻繁に売買を行う投資家にとっては大きな負担となります。
その点、マネックス証券ではこの手数料が無料のため、コストを抑えた効率的な運用が可能です。
また、特定のETFでは「米国ETF買い放題プログラム」を活用することで、買付手数料が全額キャッシュバックされるため、特にETFへの投資を考えている方には最適です。
少額取引や積立投資を検討している方にも、手数料の安さは大きなメリットと言えます。
注文方法が充実している
マネックス証券では、以下のように注文方法が充実しています。
- 成行
- 指値
- 逆指値(成行/指値)
- トレールストップ
- OCO(ツイン指値/OCOs)
- 連続
利益確定や損失回避のタイミングを自動的に設定でき、忙しい方でも安心して取引を進められます。
また、米国株専用アプリ「トレードステーション米国株」は操作性と機能性に優れており、初心者でも簡単に扱える仕様です。
複雑な条件を設定したい上級者から、シンプルな操作を求める初心者まで、幅広い投資家のニーズを満たす注文環境が整っています。
時間外取引に対応している
マネックス証券は、以下のように時間外取引にも対応しています。
- 立会時間(日本時間23時30分~翌6時)
- プレマーケット(22時~23時30分)
- アフターマーケット(6時~10時)
取引可能時間が最大12時間であるため、忙しい日中には取引できない方や、夜間の市場の動きを活かしたい方にとって、大きなメリットです。
特に米国株式市場は重要なニュースや経済指標の発表が夜間に行われることが多いため、時間外取引を利用することで、より多くのチャンスを捉えられます。
取引時間が長い分、柔軟に投資戦略を立てたい方におすすめの証券会社です。

年齢:30代
評価:★★★★4点

年齢:20代
評価:★★★★4点

年齢:30代
評価:★★★★4点
マネックス証券の詳細 | |
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運営会社 | マネックス証券株式会社 |
住所 | 〒107-6025 東京都港区赤坂1丁目12番32号 |
登録番号 | 関東財務局長(金商)第165号 |
SBI証券

総合評価 | |
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コスト | |
信頼性 | |
取扱銘柄(個別株) | 約4432銘柄 |
銘柄数(ADR) | 約328銘柄 |
銘柄数(ETF) | 約458銘柄 |
取引手数料 | 0.495% |
為替手数料 | 0銭 |
NISA対応 | ◯ |
信用取引 | ◯ |
注文方法 | 指値、成行、逆指値 |
時間外取引 | × |
配当金 | ドルで受取 |
- 米国株の取扱銘柄数が多い
- 住信SBIネット銀行経由で為替手数料が4銭になる
- 米国貸株サービスがある
- アプリが使いやすい
- 米国株以外の選択肢が多い
SBI証券は、「2024年 オリコン顧客満足度®ランキング」のネット証券部門で第1位を獲得した証券会社です。
商品ラインナップが豊富なうえに、「ポイントが貯まる」「100円から投資ができる」といった点に人気があります。
以下では、米国株式投資にSBI証券がおすすめな理由を紹介します。
米国貸株サービスがある

SBI証券はネット証券で唯一、米国貸株サービスに対応しています。
保有している株式を証券会社に貸し出すことで、貸した株式に応じた貸株金利(利息)を受け取れる仕組み
株式を保有している間、貸出金利を得られるため、配当や値上がり益以外の利益が狙えます。
株式は売却しないので、長期保有をしながら収益を得たい人に適しています。
積立買付ができる
SBI証券では、米国株やETFを対象とした積立買付サービスが利用できます。
日付や曜日、ボーナス月などを自由に設定し、定期的に自動で買付を行えるため、時間をかけずに着実に資産形成が可能です。

ドルコスト平均法を活用できるため、初心者から経験者まで幅広い投資家におすすめできます。
米国株専用アプリが使いやすい

SBI証券が提供する米国株専用アプリは、「使いやすさ」が評判です。
リアルタイムの株価や主要指数の確認、板情報の閲覧などがスマホ1台で完結でき、外出先でも快適に取引を行えます。
また、トレンド分析やポートフォリオ管理といった機能も充実しており、初心者から経験豊富なトレーダーまで幅広い投資家のニーズに対応しています。
シンプルな操作性と高機能が両立しており、米国株投資をさらに快適にする重要なツールとなっています。

年齢:30代
評価:★★★★4点

年齢:20代
評価:★★★★4点

年齢:20代
評価:★★★★4点
SBI証券の詳細 | |
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運営会社 | 株式会社SBI証券 |
住所 | 東京都港区六本木1-6-1 |
登録番号 | 関東財務局長(金商)第44号 |
楽天証券

総合評価 | |
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コスト | |
信頼性 | |
取扱銘柄(個別株) | 約3924銘柄 |
銘柄数(ADR) | 約315銘柄 |
銘柄数(ETF) | 約436銘柄 |
取引手数料 | 0.495% |
為替手数料 | 買付売付ともに0銭 |
NISA対応 | ◯ |
信用取引 | ◯ |
注文方法 | 成行、指値 |
時間外取引 | × |
配当金 | ドルで受取 |
- 取扱銘柄数は業界トップクラス
- 売買手数料の1%分の楽天ポイントが貯まる
- 「マーケットスピードII」で米国株も取引可能
- 米株積立ができる
売買手数料の1%分の楽天ポイントが貯まる

楽天証券では、取引手数料の1%をポイントバックされる仕組みがあります。
投資をしつつ、ポイントが貯められるため、特に楽天ポイントを利用している方にとって大きなメリットです。
貯まったポイントは1ポイント=1円として米国株の買付代金に利用可能(他商品でも可)なため、効率よく資産運用を進められます。
投資を始めたばかりの方や、コストを抑えながら運用したい方に特におすすめです。
「マーケットスピードII」で米国株も取引可能

楽天証券が提供する高機能な取引ツール「マーケットスピードII」は、国内株だけでなく米国株の取引にも対応しています。
「マーケットスピードII」は54種類以上のテクニカルチャートや、価格変動が視覚的に分かるヒートマップ機能を搭載しており、初心者から上級者まで幅広い投資家に適した設計です。
また、日本株で人気の「武蔵」機能も米国株対応になり、効率的に発注ができます。
PCやスマホで一貫して利用できるため、外出先でもスムーズに取引できる点が魅力です。
米株積立ができる
楽天証券では、少額から始められる米株積立サービスも利用できます。
最低3,000円から米国株やETFを定期的に買付できるため、投資初心者の方でも気軽に投資可能です。
また、楽天ポイントを積立代金として利用することも可能なため、無理なくコツコツと投資を続けられます。
積立は日付や曜日を指定して自動化できるため、忙しい方でも手間をかけずに資産運用を行える点が魅力です。

年齢:20代
評価:★★★★4点

年齢:20代
評価:★★★★4点

年齢:40代
評価:★★★★4点
楽天証券の詳細 | |
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運営会社 | 楽天証券株式会社 |
住所 | 東京都港区南青山2-6-21 |
登録番号 | 関東財務局長(金商)第195号 |
松井証券

総合評価 | |
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コスト | |
信頼性 | |
取扱銘柄(個別株) | 約3955銘柄 |
銘柄数(ADR) | 約286銘柄 |
銘柄数(ETF) | 約425銘柄 |
取引手数料 | 0.495% |
為替手数料 | 0銭 |
NISA対応 | ○ |
信用取引 | × |
注文方法 | 成行、指値、逆指値、IFDONE注文 |
時間外取引 | × |
配当金 | 日本円で受取 |
- 米国株の取扱銘柄数がトップクラス
- 「米国株サポート」「株の取引相談窓口(米国株)」がある
- 「松井証券 米国株アプリ」が使いやすい
- リアルタイム株価が無料
松井証券では、2022年に米国株の取り扱いが開始されました。
後発ながら、取り扱い銘柄は業界トップクラスなうえに、「24時間の電話サポート」が受けられる点もおすすめの理由です。
以下では、松井証券が特におすすめできるポイントを詳しく紹介します。
「米国株サポート」「株の取引相談窓口(米国株)」がある
松井証券では、米国株投資初心者から経験者まで安心して利用できるサポート体制が整っています。
専門スタッフに直接質問ができる「米国株サポートダイヤル」(24時間)は、取引の仕組みや使い方についてわからないことを丁寧に教えてくれるため、初心者に特に心強いサービスです。
またネット証券では珍しく、米国株の個別銘柄について投資相談ができる「株の取引相談窓口」も利用できます。
- 「米国株サポートダイヤル」(24時間)
- 「株の取引相談窓口」
サポート体制が充実しているため、取引時間が遅くなることの多い米国株投資において、安心して取引を進める大きな助けとなります。
「松井証券 米国株アプリ」が使いやすい

松井証券が提供する「松井証券 米国株アプリ」は、操作の簡単さと多機能性が特徴です。
リアルタイム株価情報や銘柄検索機能が搭載されており、情報収集から取引、資産管理までを1つのアプリで完結させられます。
他社では有料となる場合もあるリアルタイム株価が無料で利用できるのも大きなメリットです。
スマートフォンでの取引をメインに考えている方には最適なアプリです。
「松井証券 米国株アプリ」の詳細 | |
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特徴 | ・保有株式・資産を確認できる ・「マーケット」で米国株情報が収集できる ・表示形式が選択できる「株価ボード」 ・シンプルな「注文画面n」 ・銘柄検索機能が搭載されている |
利用料 | 無料 (松井証券の米国口座を持っている場合) |
対応スマホ | ・iPhone ・Android |

年齢:20代
評価:★★★★4点

年齢:20代
評価:★★★★4点

年齢:20代
評価:★★★★4点
松井証券の詳細 | |
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運営会社 | 松井証券株式会社 |
住所 | 東京都千代田区麹町一丁目4番地 |
登録番号 | 関東財務局長(金商)第164号 |
DMM.com証券(DMM株)

総合評価 | |
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コスト | |
信頼性 | |
取扱銘柄(個別株) | 約1973銘柄 |
銘柄数(ADR) | 約113銘柄 |
銘柄数(ETF) | 約295銘柄 |
取引手数料 | 0.495% |
為替手数料 | 片道25銭 |
NISA対応 | ◯ |
信用取引 | × |
注文方法 | 指値、成行、IFDONE注文 |
時間外取引 | × |
配当金 | 日本円で受取 |
- 日本株・米国株が1つのツールで取引可能
- 25歳以下は現物株式取引手数料が実質無料
- 24時間サポートが受けられる(平日)
DMM.com証券(DMM株)は、「かんたん」「シンプル」が特徴です。
2024年8月に米国株手数料無料サービスが終了したものの、「25歳以下は現物株式取引手数料が実質無料」「24時間サポートが受けられる(平日)」といった魅力があります。
以下では、DMM.com証券(DMM株)のおすすめポイントを詳しく紹介します。
日本株・米国株が1つのツールで取引可能
DMM.com証券(DMM株)では、日本株と米国株を1つのPCツールやスマホアプリでシームレスに取引できます。
PC版は直感的に操作しやすいデザインと豊富な機能が魅力で、初心者から上級者まで幅広いニーズに対応しています。
スマホアプリは、初心者向けの「かんたんモード」と、上級者向けの「ノーマルモード」を簡単に切り替えられるため、投資経験に応じて取引環境を選択可能です。
DMM.com証券(DMM株)の取引ツール | |
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PCツール | ・DMM株 PRO+ ・DMM株 STANDARD |
スマホツール | DMM株 (「かんたんモード」「ノーマルモード」の切り替えが可能) |
25歳以下は現物株式取引手数料が実質無料
DMM.com証券(DMM株)では、25歳以下は現物株式取引手数料が実質無料です。
取引手数料が無料なため、少額投資からスタートしたい若い世代に最適と言えます。
具体的には、取引手数料がキャッシュバックされる仕組みになっており、実質的な取引コストを抑えられます。
初心者にとってコスト面の負担が軽減されるため、投資を始めやすい環境です。
なお先述したように、米国株手数料無料サービスは終了しました。

年齢:20代
評価:★★★★4点

年齢:20代
評価:★★★★4点

年齢:30代
評価:★★★★4点
DMM.com証券の詳細 | |
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運営会社 | 株式会社DMM.com証券 |
住所 | 〒103-6010 東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー |
登録番号 | 関東財務局長(金商)第1629号 |
三菱UFJ eスマート証券(旧社名:auカブコム証券)

総合評価 | |
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コスト | |
信頼性 | |
取扱銘柄 | 1,904銘柄 |
取引手数料 | 0.495% |
為替手数料 | 片道20銭 |
NISA対応 | ◯ |
信用取引 | × |
注文方法 | 指値、成行、逆指値、Uターン注文、トレーリングストップ |
時間外取引 | × |
配当金 | 日本円で受取 |
- 「自動売買」で注文可能
- リアルタイム株価が無料で確認できる
- 業界最小水準の手数料体系
三菱UFJ eスマート証券(旧社名:auカブコム証券)では、2022年1月から米国株の取り扱いが開始されました。
多様な注文方法や、低コストの手数料体系が特徴で、特に自動売買やNISA口座での手数料無料サービスが魅力です。
以下では、三菱UFJ eスマート証券(旧社名:auカブコム証券)のおすすめポイントを詳しく紹介します。
「自動売買」で注文可能
三菱UFJ eスマート証券(旧社名:auカブコム証券)では、「逆指値」「トレーリングストップ」「Uターン注文」など、自動売買での注文が可能です。
自動売買で取引が行えるため、相場の急変にも対応できます。
また、自動売買機能を活用することで、忙しい方やタイミングを逃しがちな方でも投資が可能です。
成行注文や指値注文などの基本的な機能に加え、自動化ツールがあることで、初心者から上級者まで幅広いユーザーの投資スタイルに対応しています。
業界最小水準の手数料体系

三菱UFJ eスマート証券(旧社名:auカブコム証券)では、米国株の取引手数料が約定代金の0.495%(税込)と、業界最小水準です。
また、為替スプレッドは1米ドルあたり20銭なうえに、NISA口座を利用した場合は取引手数料が完全に無料になります。
そのため、頻繁に取引を行うデイトレーダーはもちろん、少額から投資を始めたい初心者にも適した証券会社といえるでしょう。
手数料を抑えながら効率よく投資を進めたい方には、三菱UFJ eスマート証券(旧社名:auカブコム証券)がおすすめです。

年齢:20代
評価:★★★★4点

年齢:20代
評価:★★★★4点

年齢:20代
評価:★★★★4点
三菱UFJ eスマート証券(旧社名:auカブコム証券)の詳細情報 | |
---|---|
運営会社 | 三菱UFJ eスマート株式会社 |
住所 | 〒100-6024 東京都千代田区霞が関3-2-5霞が関ビルディング24F |
登録番号 | 関東財務局長(金商)第61号 |
SMBC日興証券

総合評価 | |
---|---|
コスト | |
信頼性 | |
取扱銘柄 | 2310銘柄 |
取扱銘柄(ETF) | 97銘柄 |
取引手数料 | 0.495% |
為替手数料 | 片道50銭 |
NISA対応 | ◯ |
信用取引 | × |
時間外取引 | ◯ |
配当金 | 日本円で受け取り(申請すれば外貨受け取り可) |
- リアルタイム取引サービスがある
- IPO取扱い銘柄数業界トップクラス
- 投資情報が充実している
- 信用取引手数料0円
SMBC日興証券は、長い歴史と豊富な実績を持つ総合証券会社です。
米国株の取り扱い数は約2300銘柄と少なめであるものの、有名企業への投資を考えている方には十分な数と言えます。
またSMBC日興証券では、オンラインはもちろん対面でのサポートも充実しており、初心者から経験者まで幅広い投資家に対応しています。
以下では、SMBC日興証券のおすすめポイントを紹介します。
リアルタイム取引サービスがある

SMBC日興証券では、2023年2月末から米国株のリアルタイム取引サービスが開始されました。
リアルタイム取引サービスでは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)やNASDAQに上場する約2,200銘柄の株式やETFが、現地の取引時間中にリアルタイムで売買できます。
米国株式の売買手数料は約定代金の0.495%(税込)と、業界最低水準で設定されており、コストを抑えた取引が可能です。
また、リアルタイム株価情報の閲覧やスクリーニングツール「USナビ」を利用することで、タイムリーな市場分析や投資判断が行えます。
加えて、スマートフォンにも対応したな取引アプリを利用することで、どこからでも取引できる点が魅力です。
投資情報が充実している
SMBC日興証券は、豊富な投資情報が得られる点も魅力です。
ニュースやロイターの特集記事、ランキング、決算カレンダー、スクリーニングツール「USナビ」など、多彩な情報源が揃っています。
また、企業の決算発表や目標株価、セクター分析などのアナリストレポートも充実しており、日々の市場動向を詳細に把握可能です。
加えて、月額330円(税込)で利用できる「米国株式リアルタイム株価サービス」では、8,000銘柄以上の株価情報をリアルタイムで確認できます。前月に米国株の取引を行うと利用料が無料になる特典もあり、タイムリーな情報をもとに迅速な取引ができる環境が整っています。

年齢:30代
評価:★★★★4点

年齢:30代
評価:★★★★4点

年齢:20代
評価:★★★★4点
SMBC日興証券の詳細 | |
---|---|
運営会社 | SMBC日興証券株式会社 |
住所(本店) | 〒100-8325 東京都千代田区丸の内3-3-1 |
登録番号 | 関東財務局長(金商)第164号 |
moomoo証券

総合評価 | |
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コスト | |
信頼性 | |
取扱銘柄 | 6,698銘柄 |
取引手数料 | 【ベーシックコース】 約定代金の0.132% 【アドバンスコース】 200株までどの銘柄でも一律1.99ドル |
為替手数料 | 25銭 |
NISA対応 | ◯ |
信用取引 | ◯ |
注文方法 | 指値、成行、逆指値、トレールストップ、トリガー注文 |
時間外取引 | ◯ |
- 米国株が24時間取引できる
- 高性能なmoomooアプリが利用できる
- 取引手数料が最安水準
- リアルタイムの板情報が無料で確認できる
moomoo証券は、米国NASDAQ上場のグローバル企業である「Futu Holdings limited (NASDAQ:FUTU)」傘下の証券会社です。
取扱銘柄数は約7,000銘柄と業界トップクラスの水準を誇り、取引手数料は約定代金の0.132%と主要ネット証券の中でも最安水準です。
界中のリアルタイム金融情報を提供する専用アプリ「moomooアプリ」を無料で利用可能で、初心者から上級者まで幅広い投資ニーズに対応しています。
米国株を中心とした投資環境を充実させたい方におすすめの証券会社です。
以下では、moomoo証券の特におすすめできるポイントを紹介します。
米国株が24時間取引できる

moomoo証券は、「米国株24時間取引」が行えます。
通常の取引時間(立会時間)だけでなく、プレ・マーケットやアフター・マーケットを含む24時間取引が可能で、急な株価変動にも対応しやすいです。
そのため、決算発表や重要なニュースが立会時間外に出た場合でも、取引チャンスを逃す心配がありません。
また、リアルタイム株価での取引が可能で、透明性の高い取引環境を実現しています。
高性能なmoomooアプリが利用できる

moomoo証券の最大の魅力の一つが、充実した機能を持つ「moomooアプリ」です。
「moomooアプリ」は、「スマホ版」「デスクトップ版」の2種類あります。
「スマホ版」は、リアルタイムで株価や板情報を閲覧できるほか、大口投資家の動向や機関投資家のポートフォリオをチェックできます。
デモトレード機能や教育コンテンツも備わっており、初心者の学習にも最適です。
デスクトップ版では、さらに高度なテクニカル分析が可能で、25種類以上の画面を投資スタイルに合わせて無制限に組み合わせられます。
複数モニターにも対応しており、ワンクリックで銘柄情報を同期できるうえに、取引スタイルに合わせたテンプレートも豊富です。
国内評価No.1も獲得しているため、気になる方はチェックしてみましょう。

年齢:30代
評価:★★★★4点

年齢:30代
評価:★★★★4点

年齢:40代
評価:★★★★4点
moomoo証券の詳細 | |
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運営会社 | moomoo証券株式会社 |
住所(本店) | 東京都渋谷区渋谷1丁目2-5 MFPR渋谷ビル11階 |
登録番号 | 関東財務局長(金商)第 3335 号 |
PayPay証券

総合評価 | |
---|---|
コスト | |
信頼性 | |
取扱銘柄(個別株) | 158銘柄 |
銘柄数(ADR) | 0銘柄 |
銘柄数(ETF) | 33銘柄 |
取引手数料 | 基準価格×0.5%(日本時間23:30~6:00) 基準価格×0.7%(上記以外の時 |
為替手数料 | 35銭 |
NISA対応 | ◯ |
信用取引 | × |
時間外取引 | × |
- PayPayポイントが使える・貯まる
- PayPayアプリでも投資できる
- 米国株は24時間取引可能
PayPay証券は、PayPayを使って投資ができる証券会社です。
PayPayマネーやPayPayポイントを利用した投資が可能で、現金がなくても資産運用ができる手軽さが魅力です。
投資信託やETFの買付を数回のタップで完了できる操作性や、グラフィカルな表示で投資状況が一目で分かる点にも人気があります。
以下では、PayPay証券の特におすすめできるポイントを紹介します。
PayPayポイントが使える・貯まる

PayPay証券の最大の魅力は、PayPayポイントをそのまま投資に活用できる点です。
日常の買い物で貯めたポイントを投資信託やETFの買付代金として使用できるため、投資の敷居を大きく下げています。特に、現金を用意せずに手軽に資産運用が始められるのは、初めて投資を行う方にとって大きなメリットです。
また、投資の売却益をPayPayマネーとして即座にチャージすることができるため、売却益を日常生活に活用することも可能です。
加えて、PayPayポイントを使うだけでなく、投資活動を通じてPayPayポイントも貯められます。
PayPayアプリでも投資できる

PayPayアプリを通じて投資ができるのは、PayPay証券ならではの利便性です。
直感的に操作できる仕様になっており、数回のタップで銘柄の選択から売買までが完結します。
また、投資総金額やリターンが視覚的に確認できるため、資産状況を把握しやすい点も魅力です。
NISA口座にも対応しており、長期的な資産形成をアプリ内で行えるのも大きなポイントです。
初心者から経験者まで、幅広い方が使いやすいため、気になる方はチェックしてみましょう。

年齢:20代
評価:★★★★4点

年齢:20代
評価:★★★★4点

年齢:20代
評価:★★★★4点
PayPay証券の詳細 | |
---|---|
運営会社 | PayPay証券株式会社 |
住所(本店) | 東京都千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント |
登録番号 | 関東財務局長(金商)第2883号 |
米国株投資におすすめの証券会社の選び方
米国株投資において証券会社を選ぶ際、特に重視されるポイントは手数料の安さと銘柄数の多さです。
さらに取引チャンスを見逃したくないなら、時間外取引はできるかどうかも確認しておきましょう。
以下で詳しく解説します。
手数料が安い
米国株投資におすすめの証券会社の選び方1つ目は、「手数料が安いか」です。
手数料が安い証券会社を選ぶことで、利益を最大化させられるからです。
なお、米国株投資でかかるコストは、主に以下の2つです。
- 取引手数料
- 為替手数料
具体例として、100万円分の米国株を購入する場合を考えると、手数料と為替手数料の合計が証券会社によって異なります。
たとえば、SBI証券を利用すると取引手数料は約4,950円(22米ドル)、為替手数料は約600円(6銭換算)となり、合計5,550円です。
一方、為替手数料が高い証券会社では、合計で7,000円以上になる場合もあります。
上記のように、手数料の違いは利益に直接影響を与えるため、取引手数料と為替手数料の両方を比較し、低コストで取引できる証券会社を選びましょう。
銘柄数が多いか
米国株投資におすすめの証券会社の選び方2つ目は、「銘柄数が多いか」です。
銘柄数が多いほど、自分の投資目的に合った銘柄を見つけやすいからです。
証券会社によっては6000〜7000銘柄ほど取り扱っている場合もあり、成長株、安定した配当を目指す銘柄、新興市場の企業など、豊富な選択肢から選べます。
一方、取り扱い銘柄が少ない証券会社では、投資したい企業が選べない場合もあるため、注意が必要です。
また、ETFやADR(米国預託証券)といった株式以外の投資商品も選べる証券会社は、分散投資を考えるうえで有利です。
たとえば、テーマ型ETFで特定の市場やセクターに集中した投資を行う場合や、国際的な企業に間接的に投資したい場合、選択肢が広がることで投資計画がより柔軟になります。
また、銘柄数が多い証券会社は、多様な業界や企業規模にアクセスできるだけでなく、リスク分散にもつながります。市場の状況に応じてポートフォリオを調整する際にも、幅広い選択肢があることで迅速かつ効果的に対応できるでしょう。
このように、取り扱い銘柄数の多い証券会社を選ぶことで、投資の自由度が広がり、目的や戦略に応じた多様な銘柄を組み入れることが可能になります。
米国株投資におすすめの証券会社の銘柄数比較
以下は、おすすめ証券会社ごとの取り扱い銘柄数を比較した表です。
証券会社 | マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 | 松井証券 | DMM.com証券 | 三菱UFJ eスマート証券(旧社名:auカブコム証券) | SMBC日興証券 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
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|
銘柄数(個別銘柄) | 4258銘柄 | 4432銘柄 | 3924銘柄 | 3955銘柄 | 1973銘柄 | 1,904銘柄 | 2310銘柄 |
銘柄数(ADR) | 297銘柄 | 328銘柄 | 315銘柄 | 286銘柄 | 113銘柄 | ||
銘柄数(ETF) | 465銘柄 | 458銘柄 | 436銘柄 | 425銘柄 | 295銘柄 | 97銘柄 |
上記表からもわかるように、銘柄数は「マネックス証券」「SBI証券」「楽天証券」「松井証券」が多いです。
投資の選択肢を広げるためにも、できるだけ銘柄数の多い証券会社を選びましょう。
時間外取引に対応しているか
米国株投資におすすめの証券会社の選び方3つ目は、「時間外取引に対応しているか」です。
時間外取引に対応している証券会社を選ぶことで、より多くの取引チャンスを得られるからです。
米国株市場は日本時間の夜間に取引が行われるため、通常の取引時間(立会時間)だけでは急な対応はできません。
その点、時間外取引が可能な証券会社では、プレマーケット(開場前)やアフターマーケット(閉場後)にも取引が行えます。
結果的に、急な株価変動に対しても柔軟に投資ができるため、利益を出しやすくなるのです。
そのため、証券会社を選ぶ際は時間外取引に対応しているかも確認しておきましょう。
- マネックス証券
- SMBC日興証券
- moomoo証券
時間外取引の注意点
時間外取引には多くのメリットがあるものの、以下のように注意点もあります。
- 希望する価格で売買が成立しにくくなる可能性がある
- 値幅制限がない
まず、取引時間外は出来高が減少する傾向があり、希望する価格で売買が成立しにくくなる可能性があります。
そのため、取引がスムーズに進まないケースも考えられます。
また、米国株には値幅制限がないため、「ストップ高」や「ストップ安」といった制限が設けられていません。
その結果、価格の変動幅が大きくなりやすく、予想外の価格で取引が成立するリスクがあります。
リスクを十分に理解し、価格動向をよく確認しながら対応しましょう。
米国株投資におすすめの証券会社の取引手数料・為替手数料を比較
以下は、米国株投資におすすめの証券会社の手数料を比較した表です。
証券会社 | マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 | 松井証券 | DMM.com証券 | 三菱UFJ eスマート証券(旧社名:auカブコム証券) | SMBC日興証券 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
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|
取引手数料 | 0.495% | 0.495% | 0.495% | 0.495% | 0.495% | 0.495% | 0.495% |
為替手数料 | 片道0銭(期間中) | 0銭 | 0銭 | 0銭 | 片道25銭 | 片道20銭 | 片道50銭 |
NISA対応 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
上記表を見てわかるように、取引手数料に違いはありません。
一方で、為替手数料には大きな差があります。
「マネックス証券」「SBI証券」「楽天証券」「松井証券」は0銭(期間中無料)で為替手数料が発生しないのに対し、「DMM.com証券」「三菱UFJ eスマート証券(旧社名:auカブコム証券)」「SMBC日興証券」では片道20〜50銭の為替手数料がかかります。
米国株投資では、株式の購入や売却に加え、円とドルの両替が必要です。
両替の際に発生する為替手数料は、取引回数が増えるほどコストに直結します。
たとえば、100万円相当の米国株を取引する場合、為替手数料が0銭であれば追加コストはありませんが、片道50銭の場合、5000円ものコストがかかる計算になります。
そのため、頻繁に取引を行う投資家や大きな金額を運用する方にとって、為替手数料が無料または低コストの証券会社を選ぶことをおすすめします。
米国株を10万円取引した場合の手数料を比較
仮に米国株を10万円分取引したとして、証券会社ごとにいくら売買手数料と為替手数料が発生するか、比較してみましょう。
以下では計算をわかりやすくするために、1ドル100円(10万円=1,000ドル)として計算しています。
証券会社 | 売買手数料(税込) | 為替手数料(非課税) | 手数料合計 |
---|---|---|---|
マネックス証券 | 495円 | 無料 | ○ 495円 |
三菱UFJ eスマート証券 (旧社名:auカブコム証券) |
495円 | 200円 | ▲ 695円 |
SBI証券 | 495円 | 250円 | ▲ 745円 |
楽天証券 | 495円 | 250円 | ▲ 745円 |
松井証券 | 495円 | 250円 | ▲ 745円 |
PayPay証券 | 500円 | 350円 | ▲ 850円 |
SMBC日興証券 | 現地手数料:200円 国内取次手数料:1,265円 | 500円 | ✕ 1,965円 |
野村證券 | 2,389円 | 500円 | ✕ 2,889円 |
手数料が高い証券会社を選ぶと、米国株投資で手数料負けする場合もあるので、注意しましょう。
米国株投資のメリット
米国株投資は、高い配当、少額からの取引、成長性の高さなど多岐にわたるメリットがあります。
また、リスクの分散や日本株投資のスキルアップにも効果的です。
以下で詳しく解説します。
①高配当銘柄が多い
米国株投資のメリット1つ目は、「高配当銘柄が多い」点です。
株価に対して配当金の割合(配当利回り)が高い企業の株式のこと
配当利回りが高い銘柄に投資することで、値上がり益を狙うだけでなく、安定した配当収入を得られます。
特に米国企業は株主還元を重視しており、多くの企業が四半期ごとに配当を支払うため、年4回の配当がある点が特徴です。(日本企業は年2回)
また、米国株市場には財務基盤が強固でグローバルに展開する大手企業が多く、安定した業績に裏付けられた配当が期待できます。
つまり、リスクを抑えながらも収益を積み上げやすいということです。
高配当銘柄に投資することで、長期的な資産形成の一環として収益を得るだけでなく、再投資による資産拡大も可能になります。
配当収入を活用して、さらに新たな投資チャンスを広げることができる点も、米国株投資の大きな魅力と言えるでしょう。
②1株単位で取引できる
米国株投資のメリット2つ目は、「1株単位で取引できる」点です。
「1株から取引できる=少額投資が可能」ということであり、特に初心者にとっては始めやすい投資と言えます。
ちなみに日本株の場合、100株単位などまとまった単位でしか購入出来ないこともあるため、初期投資額が大きいです。
一方、米国株は世界的に有名な大手企業の株式であっても、1株の価格だけで購入可能でき、リスクを抑えた投資戦略が立てられます。
種類 | 最小取引単位 |
---|---|
米国株 | 1株単位で取引できる |
日本株 | 100株〜の株もある |
また、1株単位で購入できることで、特定の企業に興味を持った際にテスト感覚で小額投資を行い、その後のパフォーマンスを見ながら徐々に投資を増やせる点も魅力です。
この柔軟性が、米国株投資の大きなメリットと言えるでしょう。
③成長性が高い
米国株投資のメリット3つ目は、「成長性が高い」点です。
アメリカは世界最大の経済規模を誇る国であり、多くのイノベーションを生み出してきました。特にIT、ヘルスケア、再生可能エネルギーなど、世界をリードする成長産業の中心地でもあります。
そのため、米国株には高い成長性を持つ企業が数多く上場しています。
実際に楽天証券の調査によると、米国株は右肩上がりで上昇しています。

出典元:楽天証券「多くの人が米国株を買っている5つの理由」
また、アメリカの人口は依然として増加傾向にあり、長期的な経済成長を支える重要な要素となっています。
人口が増えることで消費市場が拡大し、新しいビジネスチャンスが生まれやすい環境が整うからです。
実際に総務省「平成28年版 情報通信白書のポイント」によると、アメリカは今後も人口が増加していくことがわかります。

出典元:総務省「平成28年版 情報通信白書のポイント」
たとえば、GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)やテスラなど、世界的に注目される企業はアメリカを拠点としており、事業拡大や収益成長が投資家に高いリターンをもたらしてきました。
加えてアメリカには資本市場の成熟度が高く、企業が資金を調達しやすい環境が整っています。
そのため、企業は新規事業への投資や市場拡大を積極的に行うことが可能となり、長期的な成長に繋がっているのです。
このように、成長性の高い企業が多く存在し、経済規模が大きく人口も増加しているアメリカは、投資家にとって魅力的な市場と言えるでしょう。
④カントリーリスクと為替リスクを分散できる
米国株投資のメリット4つ目は、「カントリーリスクと為替リスクを分散できる」点です。
特定の国の政治や経済、社会情勢の変動によって投資価値が影響を受けるリスクのこと。
たとえば、日本国内で自然災害や経済危機が発生した場合、日本株全体に悪影響を及ぼす可能性があります。
外貨と自国通貨の為替レートの変動によって、投資の利益や損失が左右されるリスク
米国株に投資することで、カントリーリスクと為替リスクを分散できるメリットがあります。
たとえば、日本国内だけに投資している場合、経済不況や自然災害が発生すると資産全体が影響を受ける可能性があります。
しかし、米国株をポートフォリオに組み込むことで、日本以外の市場の成長に期待しながらリスクを分散することが可能です。
1つの国の株だけを持っている場合 | 経済不況や自然災害が発生すると資産全体が影響を受ける可能性がある |
---|---|
2つ以上の国の株を持っている場合 | 1つの国がダメになっても、それ以外の国の株があるからリスク分散ができる |
⑤投資のスキル向上に繋がる
米国株投資のメリット5つ目は、「投資のスキル向上に繋がる」点です。
- 少額から取引ができ、投資経験が積みやすいから
- 決算発表や株主還元の積極性など情報が豊富だから
先述したように米国株は少額(1株)から始められるため、初期投資額を抑えながら実践的な投資経験が積めます。
特に、少額で多くの銘柄に分散投資することで、ポートフォリオ管理の基礎を学ぶのに最適です。
また、米国株は四半期ごとの決算発表や株主還元の積極性など、投資家への情報提供が充実しています。
情報提供が充実している環境で投資を行うことで、決算書の読み解き方や指標分析のスキルを磨くことも可能です。
さらに、米国株市場では成長株やテクノロジー企業が注目されるため、投資テーマの選定やトレンドの把握が日本株投資に応用できます。
たとえば、米国市場で注目されているテーマや技術革新が、数年後に日本市場に波及するケースも多くあります。
そのため、米国株を通じて得た知識は日本株投資の銘柄選定やタイミング判断にも役立つのです。
結論として、米国株投資は少額で始めやすいだけでなく、日本株投資のスキルアップを図りたい投資家にとっても魅力的な選択肢と言えます。
米国株投資のデメリット
上記ではメリットを紹介しましたが、いくつかデメリットもあります。
具体的には、以下3点には注意が必要です。
以下で詳しく解説します。
①為替リスクがある
米国株投資のデメリット1つ目は、「為替リスクがある」点です。
米国株を取引する場合、米ドルと日本円の為替レートに影響を受けます。
具体的には、米ドルが円安になると円で換算した資産価値が上昇しますが、逆に円高になると資産価値が下落する可能性があります。
たとえば、1ドル=110円のときに米国株を購入し、その後円高が進み1ドル=100円になった場合、株価が変わらなくても円換算の資産は目減りするのです。
- 1ドル=110円のときに米国株を購入
- 円高が進み1ドル=100円になる
- 株価が変わらなくても円換算の資産は目減りする
また、配当金も為替レートの影響を受けるため、受け取れる金額が変動する点も注意が必要です。
為替リスクは投資収益に直接影響を与えるため、米国株投資を行う際には為替動向を注視しましょう。
結論として、為替リスクは米国株投資における避けられない要素ですが、リスクを理解しながら運用することで、損失を最小限に抑える工夫が可能です。
②日本株より手数料が割高
米国株投資のデメリット2つ目は、「日本株より手数料が割高」な点です。
先述したように、米国株投資では取引手数料+円から米ドルへの両替に伴う為替手数料も発生します。
そのため、日本株に比べて取引コストが高くなるのです。
なお、米国株投資では「SEC Fee」もかかります。
SEC Feeとは?
米国株は、売却時にのみ発生する「SEC Fee」という費用もあります。
米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に支払われる、現地取引費用のこと
SEC Feeの金額は、証券会社ごとに異なり、一律同じではありません。
たとえば、1米ドルの約定代金に対して0.0000051米ドル程度のSEC Feeが発生する証券会社では、1万ドルの取引をしたとしても6円程度です。
SEC Feeは少額なので、ほとんど気にしなくてよいと言えますが、念のため覚えておきましょう。
③株主優待がない
米国株投資のデメリット3つ目は、「株主優待がない」点です。
企業が株主に対して自社製品やサービス、割引券などを提供する制度のこと
たとえば、飲食店チェーンが提供する食事券や、交通機関が提供する乗車券などが代表的です。
日本株投資では配当金に加えて株主優待がもらえるケースが多い一方で、米国株では株主優待の文化がほとんど存在しません。
米国企業は、株主への還元として配当金を重視する傾向があり、物品やサービスを提供する株主優待の仕組みは基本的に行われないのです。
そのため、優待目的での投資を考えている場合、米国株は魅力的ではないと感じるかもしれません。
ただし、米国株は四半期ごとの配当金支払いが一般的であり、安定した現金収入を得る機会が多い点で補える部分もあります。
株主優待 | |
---|---|
米国株 | 基本的になし (配当金は多い傾向がある) |
日本株 | あり |
結論として、株主優待を楽しみたい方には日本株のほうが適していますが、配当金を中心に投資収益を求める方には米国株も十分選択肢となるでしょう。
米国株投資の円貨決済と外貨決済の違い
米国株投資を行う際には、円貨決済と外貨決済の2つの決済方法が一般的に使用されます。
両者の主な違いを以下で解説します。
円貨決済
円貨決済とは、米国株取引を日本円で行う方法のことです。
日本円でそのまま取引ができるため、為替取引を別途行う必要がありません。
特に、外貨預金や米ドル口座を持っていない方にとって、手軽に米国株投資を始められる点が大きな特徴です。
メリット | 米ドルの準備が不要 |
デメリット | ・米国株の購入時・売却時に為替手数料が発生する ・取引回数が多くなるほど、為替手数料がかさむ |
外貨決済
外貨決済とは、米ドルを用いて米国株の取引を行う方法のことです。
あらかじめ外貨預金口座で米ドルを準備しておくことで、株式購入や売却の際に為替手数料が発生しません。
外貨決済は、頻繁に取引を行う方や、長期的にコストを抑えたい方に向いています。
メリット | ・外貨両替のときにしか為替手数料が発生しない ・何回も米国株へ投資をする場合は、長い目で見ると為替手数料をおさえられる |
デメリット | 自分で両替する手間がかかる |
米国株の外貨決済ができるおすすめ証券会社
為替手数料を安くおさえたい人には、外貨決済がおすすめです。
マネックス証券・SBI証券・楽天証券は、円貨決済と外貨決済の両方に対応しています。
なお、三菱UFJ eスマート証券(旧社名:auカブコム証券)・松井証券・DMM株(DMM.com証券)は、円貨決済のみとなっています。
米国株投資に関するよくある質問
米国株投資に関するよくある疑問と、回答をまとめました。
Q.米国株の取引時間は?
アメリカの株式市場の取引時間は、現地時間で9:30から16:00までとなっています。
日本から米国株を取引する場合、この時間帯に合わせて取引する必要があります。
日本時間では以下のようになります。
- 標準時間: 23:30から翌朝6:00
- サマータイム: 22:30から翌朝5:00
一日の仕事や家事を終えた夜の時間に、ゆっくりと米国株の取引を行うことができます。
この特徴を活かせば、昼間の忙しい時間帯に取引する必要がなく、計画的に投資活動を進めることができるでしょう。
Q.米国株投資は手数料負けする?
米国株投資における手数料は、投資の利益率に直接影響を与える重要な要素です。
米国株を取引する際に証券会社が取る手数料は、小さいように思えるかもしれませんが、頻繁に取引を行う投資家にとっては大きなコストになることがあります。
手数料が高い証券会社を利用していると、取引毎にその分利益が減るため、「手数料負け」することもあるのです。
どの証券会社が自分の投資スタイルに合うのか、手数料をしっかり比較し、検討することが重要です。
また頻繁な取引よりも、長期保有を基本とした戦略を採用することで、取引手数料の影響を減らすことができます。
適切な証券会社の選定と、自分の投資スタイルに合った戦略の採用が、手数料負けを防ぐための鍵となります。
Q.米国株に投資するなら個別株・ETF・投資信託のどれがおすすめ?
米国株への投資を考える際、個別株だけではなく、ETF(上場投資信託)や投資信託などの選択肢があります。
どれがおすすめかは、投資の目的、リスク許容度、期間、経験、知識などに応じて変わります。
- 個別株は、高いリターンを求め、個別企業に対する理解がある人向け。
- ETFは、分散投資を重視し、手数料を抑えたい人向け。
- 投資信託は、プロに運用を任せたい、特定のテーマに焦点を当てたい人向け。
以下のポイントを参考にして、自分に合った投資方法を選ぶことが重要です。
【個別株】
- メリット: 一定の銘柄への深い理解がある場合、高いリターンが期待できることがある。
- デメリット: 一つの銘柄に投資するため、リスクが高い。相応の知識と経験が求められる。
- おすすめする人: 個別企業に対する深い理解がある投資家、高リスク・高リターンを求める投資家。
【ETF(上場投資信託)】
- メリット: 複数の銘柄に分散投資ができるため、リスクが抑制される。手数料が投資信託に比べて低いことが多い。
- デメリット: マーケット全体の動きに連動するため、特定の銘柄の急成長に乗ることは難しい。
- おすすめする人: 分散投資を望む投資家、手数料を抑えたい投資家、市場全体の動きに興味がある投資家。
【投資信託】
- メリット: プロのファンドマネージャーによる運用で、初心者でも手軽に投資できる。特定のテーマや戦略に基づく投資が可能。
- デメリット: 管理費用が比較的高いことがある。
- おすすめする人: 投資のプロに運用を任せたい投資家、特定のテーマに投資したい投資家、初心者投資家。
まとめ|米国株投資におすすめの証券会社で有利に取引しよう!
米国株投資は、世界最大の市場であるため、多岐にわたる銘柄から投資先を選べる魅力があります。
手数料、銘柄数、取引ツールの使い勝手、サポート体制など、各証券会社ごとに特徴が異なるため、自分の投資スタイルや目的に合った証券会社を慎重に選ぶことが重要です。
初心者から経験者まで、自分に合った証券会社を見つけ、米国株投資の世界を楽しく、そして有利に展開しましょう。
最適な証券会社の選定により、成功への第一歩を踏み出すことができるでしょう。
米国株取引の手数料が安く、銘柄数も豊富なマネックス証券は、米国株投資におすすめです。