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トラリピを初心者が始める時の注意点やデメリットを徹底解説

「トラリピってふつうのFXとどう違う?」「自動売買って興味あるけど、どうなんだろう?」という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、トラリピの内容とおすすめの理由・注意点を初心者にも分かりやすく解説していきます!

トラリピの評判・口コミは?メリット・デメリットも併せて徹底解説

※本ページにはPRが含まれます。

このページのもくじ

トラリピは自分で設定して自動発注するリピート型自動売買

トラリピとは、自分の設定した相場の範囲にトラップを仕掛けるリピート型自動売買のシステムです。

「トラップ」とは設定した範囲の中で売買を繰り返して利益を積み上げるための設定です。

指定した範囲の中に何本もトラップを仕掛け、相場がその範囲内で動いてる限り永遠に売買を繰り返して利益を積み上げていくのがトラリピの仕組みです。

トラリピの注意点3つ!資金、元本割れリスク、長期運用だから注意が必要

トラリピには通常の FX トレードと違う注意点が3つがあります。

これから解説する注意点に気を付けてトラリピを始めるか決めていきましょう。

注意点1・通常取引に比べまとまった資金が必要!最低30万円から

トラリピは少額取引には向いておらず10万円単位のまとまった資金が必要なトレードスタイルになります。

なぜ10万円からかと言うと、最低取引単位が1000通貨のためです。米ドルが1ドル100円だとすると、100円かける1000通貨イコール10万円が1本のトラップにつき必要な資金です。

仮に10倍のレバレッジを効かせれば1本のトラップにつき1万円の計算になり、10本のトラップを仕掛けることができますが、かなり利益が出づらい設定となります。

最低30万円以上が、初めてトラリピを始めるのに必要な資金だと言われています。

注意点2・運用を開始するとしばらくの間は元本割れする!驚かずに運用継続しよう

トラリピは性質上、含み損を多く抱えるという特徴があり、利益が出る相場状況になるまでは、しばらく元本割れの状況が続きます。

なぜなら、相場が下がった時に買い注文を出し、相場が上がった時に売り注文を出すのが、トラリピ独自の仕組みだからです。

相場の値が下降気味の時に、手持ちの必要証拠金からお金を出して「買う」ため、買った通貨もどんどん値が下がり含み損を抱えます。

相場が上がってトラップが「売り」に転じるまでしばらく期間があるので、最初は元本割れを起こしやすくなってしまうのです。

注意点3・運用を開始すると長期間辞められない!利益が出るまで続けるのがコツ

この「含み損を多く抱える」という特徴が、トラリピを長期運用しなければならない理由の一つになっています。

含み損を多く抱え元本が割れの時期に、嫌気がさして「もうトラリピをやめたい」と決済してしまうと、損益額の方が多くなってしまいます。

利益が出るまで辛抱強く継続ができるかどうかが、成功の鍵になります

トラリピのデメリット3つ!定期的な資金投入と含み損、止めるタイミングが大切

トラリピは自動売買の一種なので、ずっと相場のチャートにはりついてる必要はありませんが、ずっと放置していて大丈夫なわけでもありません。

一度始めると簡単には止められないことから、トラリピのデメリットをよく理解してから始めていきましょう。

デメリット1・運用中も定期的に資金投入が必要!利益の出やすい設定変更には資金が必要

トラリピは一定の相場の幅の中に何本もトラップを仕掛けていく仕組みのため、更に利益を狙いたい場合は定期的に資金を投入して、トラップの本数を増やしたり相場の幅を広くしたりという設定変更が必要になります。

また、レバレッジを低めに保つために資金投入をすることもあります。

デメリット2・相場が下がっているときは含み損の時期!含み損は利益を出す準備期間

トラリピには必ず含み損がついてまわりますが、絶対に慌てたり損切り決済はしないでください。

なぜかと言うと、相場が下がった時に安く買って、上がった時に高く売るというトラップの繰り返しで、トラリピで利益は積み上がっていくからです。

トラリピの含み損は、将来の利益を出すための準備期間とも言えるのです。

デメリット3・トラリピの辞め時には相場の見極めが必要!週1回は相場をチェック

トラリピは止め時というのが、とても難しいトレード手法になります。

もしトラリピを止める時にはなるべく含み損が少ない時を選んで全てを決済して終わりということになります。

相場チェックは週1回から月2~3回など、定期的なチェックで含み損を確認することが必要です。

トラリピの対処法3つ!定額入金、動揺しないメンタル、相場の見極めがキモ

これまでデメリットや注意点をお話ししてきましたが、トラリピは長期運用で着実に利益が積み上がる可能性を秘めたトレードスタイルです。

ここからはそんなトラリピの対処法3つについて解説します。

対処法1・定期預金のように定額入金して育てよう

トラリピは最初に投入した資金以外に定期的に資金を投入することでさらなる利益を見込めます。

資金投入をして、トラップ本数を増やし相場の幅を広げることで、更なる利益が期待できるばかりか、その利益分のお金が新たな注文に使われてまた次の利益を生む「複利効果」が期待できるからです。

運用実績を公表してるトラリピトレーダーの中には、月2~3万円ずつの投入を勧めるトレーダーが何人もいるほどです。

対処法2・含み損にも動揺しないメンタルを手に入れよう

トラリピでは、通常のトレードと違って含み損に怯えないメンタルを保つことが大切です。

十分な資金に無理のないトラップ設定がされていれば、慣れているトラリピトレーダーは、「含み損の時期があるからこそ、利益を積み重ねることができる」とワクワクして待つような気持ちを持てるのだとか。

証拠金維持率が極端に下がるほどの含み損だと問題ですが、ロスカットされない程度の含み損であれば、これから上がって利益が出てくると頭において冷静さを保ちましょう。

対処法3・完全放置はNG!決済する時は相場のタイミングを見極めよう

トラリピを何らかの理由で決済する場合は、タイミングの見極めが重要です。

トラリピは自動売買なので、相場のチェックは頻繁には必要ありませんが、含み損を抱えやすい特徴があるので、決済するときには含み損が多くならないように相場の動きのタイミングをしっかり見ていきましょう。

トラリピおすすめの通貨ペアと開始資金とリスク把握

トラリピは性質上、「レンジ相場」と言って値動きが一定の幅で動いている通貨が利益を生み出しやすいです。

トラリピには14種類の通貨ペアが用意されていますが、長期的に見てレンジ相場になっている通貨ペアを選ぶのがいいでしょう。

通貨ペアはカナダドルと円で資金は30万円から

現在長期のレンジ相場で、しかも値動きの幅が小さく、暴落リスクが低いのが「カナダドル」です。

値動きの幅が小さいと、その幅の中に細かくトラップを設定できるので利益が出やすいという利点もあります。

初めてトラリピをするなら、カナダドルと円の通貨ペアで最低30万円から始めるのがおすすめです。

トラリピのリスク試算表でロスカットの金額を計算しよう

トラリピには、トラップの設定をする画面に「トラリピのリスクを試算」というメニューがあります。

今、自分が仕掛けようとしている相場の幅、トラップの本数、そして利益金額の設定から、どのくらいの損益が出る可能性があるか?必要資金の合計はいくらか?が簡単にわかるようになっています。

自分の投資費用に合わせてトラップの調整をしていきます。

トラリピの注文方法を知ろう!トラリピ1クリック機能で初心者にも安心

トラリピの基本設定である以下の項目から、一つ一つ確認しながら設定していきましょう。

「難しくて分からない」という方には「トラリピ1クリック」というメニューもあり、今の相場状況に合わせた設定メニューを選ぶだけで一発設定できる機能もあるので安心です。

トラリピの注文方法(設定画面の内容)
  • 通貨ペア:14の通貨ペアから選択
  • 売買:買い注文か売り注文かを選択
  • レンジ:相場のどの範囲にトラップを仕掛けるか幅を指定
  • 注文金額:最低0.1ロット(1000通貨)から値を指定
  • トラップ本数:レンジの範囲の中で何本の注文を入れるか本数を指定
  • 利益金額:一度の決済で狙う利益の金額を指定
  • 決済トレール:値が一方的に動くトレンド相場になった時に、本来の決済値より決済ポイントをずらして利益を最大化する仕組み
  • ストップロス:予め設定した価格になったらトラリピの運用停止、すべてのポジション決済、注文キャンセルをして、損切りする仕組み

トラリピを初心者が利用する際は注意点を守ろう

トラリピはシンプルで扱いやすい自動売買システムですが、他のソフトと同様にデメリット・注意点も存在します。

初心者が利用する際は、注意点を事前によく知った上で使うようにしましょう。

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