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【米国ETF】SPXLはどんな銘柄?長期投資向きの理由や買い時を徹底解説

SPXLは米国ETFの一種で、S&P500の3倍の値動きをする所が特徴です。

レバレッジETFは連動している株価指数の数倍動きが激しい為、ハイリターンを狙える銘柄として有名です。

一方、下落も株価指数の数倍下落するためリスクも比例して高くなります

今回はSPXLとはどのような銘柄なのか紹介していきます。

投資家達から危険な商品と言われがちのSPXLですが、特徴や活用方法を知れば効率良くリターンを増やせるのでおすすめです。

今後SPXLで投資を始めようと検討している人は参考にしてください。

SPXLとは

SPXLの正式名称はDrexionデイリーS&P500ブル3倍で、S&P500指数の値動き3倍を目指すレバレッジ型米国ETFです。

ETFは元々指数に連動して投資成果を目指していくものですが、SPXLはレバレッジETFなので対象となる指数の数倍の投資成果を目指します。

SPXLと連動しているS&P500は米国の代表的な株価指数で、NY証券取引所やNASDAQなどに上場している代表的な銘柄500の株価をもとに算出しています。

代表的な銘柄
Apple
Amazon
Microsoft

上記の銘柄が組み込まれており、ここ数年間は右肩上がりのチャート推移になっています。

S&P500の3倍変動する米国ETF

SPXLの特徴として、S&P500に対して1日あたりの変動率が3倍になることが挙げられます。

つまりS&P500が値上がりした時は3倍以上のリターンが発生し、逆に下落する時は3倍以上の損失を生み出す結果になります。

また、株価が上下変動を繰り返すレンジ相場ではリターンが徐々に減少してしまうケースがあるので注意する必要があります。

短期投資でSPXLを購入する人が多く、長期投資は危険と言われている銘柄ですが長期投資の方が安定してリターンを狙えると考えている投資家達もいます。

SPXLの基本情報

SPXLの基本情報
運用会社 Direxion Investments
ジャンル レバレッジETF
設定日 2008年11月5日
市場 NYSE Arca
経費率 0.95%
1年トータルリターン 134.40%
年初来リターン 40.24%

SPXLは2008年に設定されているレバレッジETFです。

S&Pをベンチマークしている銘柄なので、構成銘柄はS&P500と基本的に同じです。

構成銘柄

SPXLの構成銘柄
銘柄 保有率
APPLE 5.76%
Microsoft 5.29%
Facebook-Class A 2.11
Alphabet-Class A 1.84
Tesla 1.53
Berkshire hathway-Class B 1.45
JP Morgan Chase 1.38
Johnson&Johnson 1.29

アップルやアマゾン・マイクロソフト・フェイスブックなどの時価総額の大きいIT企業の銘柄が多く組み込まれています。

ここ数年のIT関連企業の株価が上昇傾向にあることから、情報技術セクターの比率が23%以上となっています。

2020年~2021年のチャート推移

SPXLの年間株価推移

去年のコロナショックでは2週間で76.9%の暴落をしていましたが、回復後は右肩上がりで好調です。

1ヶ月程度で株価が4分の1まで暴落してしまうのは、SPXLの大きな欠点の1つです。

2020年3月23日に安値を叩き出したあとは、一旦反発して4月の段階で30ドル台まで回復しています。

2021年現在は100ドル台をマークしており、順調に上昇しています。

人気米国ETFのSPYとSPXLのチャート推移を比較

SPXLとSPYのチャート推移

S&P500と連動しているETF「SPY」のチャート推移とSPXLを比較しました。

SPXLはレバレッジETFということもあり、変動幅が激しくなっていますが、継続的に上昇している時は非常に高いパフォーマンスを見せていることが分かります。

通常のETFより綺麗な右肩上がりを形成しているので、上昇傾向が続けば大きなリターンを狙えます。

SPXLはSPYに比べて変動が激しい

通常のETFと比べるとSPXLのリターンは大きいということがわかります。

しかし、S&P500が大きく下落してしまった場合、SPXLは3倍以上下落してしまうのでリスクも高いです。

5年間のチャート推移SPXL

上記は5年間のSPXLとSPYのチャート推移です。

コロナショックを受けた時のSPXLの下落幅が大きく、SPYが推移しているレート付近まで落ち込んでいます。

反発後の回復もめまぐるしい速さで上昇していますが、下落した時も恐ろしく暴落しているので注意が必要です。

SPXLの騰落率をVOOと比較

SPXLの騰落率を人気ETFのVOOと比較しました。

SPXLとVOOの年間騰落率
年間 SPXL VOO
2019年 +101.2% +30.3%
2018年 -27.7% -5.8%
2017年 -56.7% +21.3%
2016年 +30% +12.2%
2015年 -5.6% +1.3%
2014年 +37.5% +12.9%
2013年 +118.3% +38.3%
2012年 +44.1% +16%
2011年 -14.9% +1.9%

VOOはバンガード社が提供しているS&P500と連動を目指す米国ETFです。

騰落率を見ると、VOOは安定している様子が伺えます。

SPXLはS&P500の3倍の値動きを目指しているレバレッジ米国ETFですが、初年度を見ると大きくマイナスになったおり、必ず3倍になるわけでは無いことがわかります。

SPXLは長期投資向きって本当?

SPXLは短期投資に向いていると発言する投資家が多く、ハイリスクなので危険な印象を持っている人が多いです。

しかし、実際にSPXLは長期保有することによって大きなリターンを期待することができます。

株式投資は長期的に保有することによってリターンを大きくする投資で、SPXLが連動しているS&P500は年率10%以上のパフォーマンスを出しているのでSPXLは3倍以上のリターンが期待できます。

一方で、下落も3倍下振れしてしまうので短期的にみると、S&P500より効率の悪い投資に見えてしまうことがあります。

短期投資はリスクが高くなる

SPXLはレバレッジ商品なので、リスクが高く短期投資で大きなリターンを狙うのが定説です。

しかし、レバレッジがかかっていても株価指数のインデックスに投資しているのは変わらず、基本的に他のETFと同じく長期保有すれば収益の期待値が大きくなります

むしろ短期間で投資すると2020年のコロナショックのように大きなマイナスにやられて大損失してしまう可能性もあります。

長期投資はリスクを抑えてリターンを狙える

長期投資といってもSPXLに資金を全振りして運用するのはおすすめできません。

長期投資でリターンを期待できるといっても、レバレッジが3倍かかっている状態なので、リスクが大きいのも事実です。

SPXLは下振れも大きくなる銘柄なので、含み損に耐えなければ行けない時期があります。

資産を全て投入すると、含み損に耐えられず資産を損失sてしまう恐れがあります。

他の米国ETFや国内株式を保有しつつ、全体的にレバレッジを抑えた投資で運用していくのが合理的な手法です。

SPXLを取り扱っている証券会社

SPXLを取り扱っている証券会社を紹介します。

SPXLを取り扱っている証券会社
証券会社 対応取引 売買手数料 取引単位
IG証券 CFD 2.2セント/1株 1枚
サクソバンク証券 現物
CFD
オプション
0.25% 1枚
DMM.com証券 現物 無料 1枚
SBI証券 現物 0.495% 1枚
楽天証券 現物 0.495% 1枚
マネックス証券 現物 0.495% 1枚

今回はSPXLと取り扱っている証券会社の中でもおすすめできる証券会社を厳選紹介します。

各サービスの特徴を見て、ご自身の運用方針に最適の証券会社で口座開設してください。

IG証券

IG証券

IG証券は米国ETFをCFD取引で運用することができる証券会社です。

SPXL以外にも米国ETFの銘柄は1,200以上取り扱っています。

株価指数、先物、為替などにも対応しているので、幅広い商品から資産運用の戦略を立てられます。

SPXLの構成銘柄に含まれているAppleやAmazonのワントップ取引もできるので、おすすめです。

どの銘柄でも最大取引数量が無制限で、CFD取引によってレバレッジもかけられるので、しっかり収益を狙いたいという人は口座開設を検討してみてください。

IG証券のFXの口コミ・評判は?メリット・デメリットと口座開設時の注意点を徹底解説

サクソバンク証券

サクソバンク証券

サクソバンク証券はSPXLの現物取引・CFD取引・オプション取引に対応しています。

3種類の取引方法でSPXLを運用できる国内業者はサクソバンク証券のみです。

更にサクソバンク証券は手数料が安く、米国株式の現物取引手数料が「取引金額×0.2%」となっています。

SPXLの場合、CED取引で運用すると手数料が「取引金額×0.2」です。

取り扱い銘柄も豊富で、米国株の銘柄が約6000種類搭載されており、米国ETFも1000銘柄あります。

多彩な取引方法と取引コストを抑えられるサービスが投資家達から高い人気を得ているので、運用戦略の幅を広げたい人におすすめの証券会社です。

サクソバンク証券の評判・口コミは悪評が多い?取引コストやメリット・デメリットを解説

SBI証券

SBI証券

SBI証券は、大手ネット証券でSPXLを搭載しています。

SBI証券は米国貸株サービスや外貨入出金サービスが充実しており、大手証券ならではの手厚いサポートを受けられます。

更に豊富な投資レポートを提供しているので、ファンダメンタルズ分析を充実した環境で行なえます。

確かな実績のある証券会社なので、安心して投資したいという人におすすめです。

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【2021年】SPXLの買い時

SPXLはどのような銘柄なのか紹介していきましたが、これから2021年の買い時を紹介します。

相場は日々変動するので、今後大きな経済変動によって予想外の変動が起きる可能性があり、今回紹介する買い時は参考程度にしてください。

右肩上がりに上昇すると予想

スイスイの金融コングロマリットのクレディ・スイスイは、2021年末までに元値から10%以上上昇する予測を発表しています。

更にテレビ東京のモーニングサテライトで、マネックス証券の広木隆氏はペントアップディマンドをまだ織り込めていないと解説している為、SPXLは持続して右肩上がりになると予想できます。

ペントアップディマンドは景気が衰退していた頃に物資などの購入を控えていた消費者が、経費回復期に一気に購買行動が活発化して回復することをいいます。

2021年3月10日時点で、米下院は200兆円規模の追加経済対策を可決しています。

米国の各世帯に1400ドルが至急される予定で、この至急されたお金が株式市場にも良い影響をもたらすと予想されているので、SXPLは今後も上昇する可能性が高いです。

2021年前半が買い時

SXPLはどの観点から見ても、上昇する可能性が高いと見立てているアナリストが多く、2021年の前半から購入して年間推移を見ながら運用していくことをおすすめします。

ただし、現時点では+要素の多い経済ニュースが目立ちますが、アメリカではインフレが発生していると懸念している投資家もいます。

物価の急騰が続くと、上昇後一気に暴落する可能性もあるので、適当に購入して運用するのは控えましょう。

SPXLはリターンを期待できるレバレッジETF

SPXLはレバレッジが3倍かかっているETFなので、リスクが高く危険な商品と考えている人が多いです。

確かにレバレッジETFは、連動している株価指数が下落し続けると大きな暴落が発生してしまいます。

しかし暴落後の回復も速く、長期的にみると大きなリターンを期待できるのでおすすめです。

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