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証券アナリストの難易度は?合格率と勉強方法を徹底解説

資産運用に注目が集まり、証券に対して興味を持ち、何か資格を取ろうと考える人が増えてきました。

興味を持ち勉強を始めると、せっかくなら何か資格を取ろうと考えますよね。

今回は沢山ある金融系の資格の内の1つである証券アナリストについて解説しようと思います。

証券アナリストの資格に興味があるけど試験って難しいの?どんな試験なの?と疑問を持っている方にピッタリの記事になっています。

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証券アナリストは難しい

証券アナリストの資格取得は難しいです。

専門的な内容にプラスして数学的な要素が加わります。

そのため数学が嫌いな方は証券アナリストの取得は難しいです。

しかし、毎日コツコツと勉強をすることが出来れば苦手を克服して資格を取得する事は可能です。

確かに試験は難しいですが、独学でも合格を目指すことが出来るレベルの難易度なので、資格を取得したい人は本腰を入れてしっかりと試験対策をしましょう。

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証券アナリスト試験の合格率は50%前後

証券アナリストの試験は、1次試験と2次試験の2つに分かれています。

試験でどれくらいとることができれば、合格できるのかどうかは公開されていないため、各試験の合格ラインを知ることは出来ません。

しかし、過去の試験結果や受験者の声から確認したところ、1次試験の合格ラインは6割以上・2次試験の合格ラインは5割以上必要です。

1次試験の合格率

過去の受験者数と合格率は以下の表の通りです。

2020年の春の試験はコロナウィルスの影響で不実施となりました。

そのため、2020年の秋の受験者数が例年の倍になりました。

試験 合格率 受験者数
2015春 50%
2015秋 49%
2016春 52%
2016秋 51%
2017春 49% 7379名
2017秋 51% 5012名
2018春 51% 7698名
2018秋 50% 3990名
2019春 49% 8269名
2019秋 52% 5648名
2020春
2020秋 55% 10772名
2021春 49% 10550名

2次試験の合格率

1次試験と合格率はそれほど変わりませんが、1次試験を合格した人の中のさらに半分しか試験に合格をすることが出来ていないことが分かります。

試験 合格率 受験者数
2016年 48% 2410名
2017年 47% 2414名
2018年 49% 2520名
2019年 45% 2596名
2020年 53% 1946名

証券アナリストの試験範囲と形式

証券アナリストは国家ではなく、民間企業が運営している民間資格になります。

試験の流れは、試験を運営している「日本証券アナリスト協会」の通信講座を受講後、試験に合格することで取得することができます。

資格受験を決心した方は、どんな分野・科目が出題範囲なのかをしっかりと確認してから、試験勉強に取り組むようにしましょう。

1次試験の範囲

1次試験の出題範囲は、3分野9科目に分かれています。

3分野全てで合否判定をされ、1次試験を突破するためには、3分野全てに合格する必要があります。

証券分析とポートフォリオマネジメントの試験時間は180分、財務分析の試験時間は90分、経済の試験時間は90分の合計360分の試験時間となります。

6時間という長い試験時間なので集中力が求めれます。

分野と科目については、下記の表を参考にしてください。

分野 科目
証券分析とポートフォリオマネジメント ・計量分析と統計学

・統計学

・個別資産の分析評価

・ポートフォリオマネジメント

財務分析 ・財務会計

・財務諸表分析

経済 ・マクロ経済学

・ミクロ経済学

・経済金融の問題

2次試験の範囲

2次試験の範囲は1次試験の範囲にプラスして職業倫理・行為基準の分野が追加されます。

日本証券アナリスト協会が制定した「証券アナリスト職業行為基準の」各項目の解説と、事例についての分析評価をしなければなりません。

2次試験は1次試験と異なり合計点で合否が判定されますが、職業倫理・行為基準だけは一定水準を満たしていない場合はその他がどんなに高得点でも不合格となってしまいます。

絶対に落とすことのできない職業倫理・行為基準が2次試験突破のカギとなります。

試験時間は、証券分析とポートフォリオマネジメント・財務分析・経済で150分、職業倫理・行為基準で210分の計360分です。

1次試験と合計の試験時間は変わりませんが、時間配分が異なる点に注意してください。

分野 科目
証券分析とポートフォリオマネジメント ・計量分析と統計学

・統計学

・個別資産の分析評価

・ポートフォリオマネジメント

財務分析 ・財務会計

・財務諸表分析

・コーポレートファイナンス

・コーポレートガバナンス

経済 ・マクロ経済学

・ミクロ経済学

・経済金融の問題

職業倫理・行為基準 ・職業行為基準

証券アナリストの勉強方法

証券アナリストの勉強に関する書籍やインターネットページが沢山ありますが、一番のおすすめ方法は「日本証券アナリスト協会の通信講座」です。

試験を運営しているところが作っている講座なのでそれが、本当の試験でも答えになります。

また、日本証券アナリストの公式ページ上で練習問題が掲載されているのでその問題を通して勉強することもできます。

1次試験の勉強方法

初めて証券について勉強をする人は、証券アナリストの試験対策用の本を1回読破しましょう。

1週目はしっかりと理解する必要はなく、全体の流れと専門用語の理解に努めましょう。

1週を終えるころには、基礎が全て身についています。

その次は、実際の試験問題を解いていきましょう。

ほとんどの問題を解くことはできないですが、解説をみれば理解をする知識は身についているはずです。

知っているではなく、問題を解ける知識を身に着けることが1次試験の突破に一番必要です。

2次試験の勉強方法

試験範囲は、1次試験とほとんど変わりませんが、「職業倫理・行為基準」という項目が1つ増えます。

2次試験は420点満点中210点以上を取れば合格できる可能性が高いです。

職業倫理・行為基準は短期間で8割以上の点数を取ることも難しくありません。

そのため後回しにして、試験当日に間に合わなくなってしまうケースが多いです。

確実に点数が取れる部分なので、後回しにすることなく早めに対策をして得点源にすることで2次試験を突破することが出来ます。

資格取得までの流れ

ここまで証券アナリストの試験について説明してきました。

資格を取得するまでの流れは下記のフローの通りです。

証券アナリストの受験には特別な資格が必要なく誰でも資格試験を受けることが出来ますが、資格を取得するためには気を付けるべきポイントが2つあります。

  • 受講の申し込み
  • 第一次レベル口座受講
  • 第一次レベル試験合格
  • 第二次得レベル口座受講
  • 第二次レベル試験合格
  • 3年以上の実務経験
  • 証券アナリスト

通信講座の受講が必要

証券アナリストの資格取得のための試験を受験するには、日本証券アナリスト協会の通信教育講座を受講しなければなりません。

通信講座は2部構成になっており、1次試験の受験前・2次試験の受験前と2回通信講座を修了しなければ、試験をそもそも受けることができません。

証券アナリストの試験はすぐに受けることが出来ないので注意しましょう。

講座は、1次レベルが54,000円・2次レベルが53500円となります。

資格取得には試験代と別に必要な費用となりますので、お財布と相談しながら講座の受講を進めましょう。

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実務経験が必要

実は、証券アナリスト試験を突破しても日本証券アナリスト協会検定会員に入会することは出来ません。

証券アナリストの資格取得には、試験の合格と「証券分析業務などの実務経験を3年以上有する証券分析に関する学識経験者」と定まっているためです。

知識だけでなく実務経験が伴わないと資格を取得できないわけです。

証券アナリストを目指そう

証券アナリストを取得することで、就職や転職を有利にすることが出来ます。

証券アナリストの保有は、専門的な知識とそれを活かしてきた実務経験がある証拠になりますので、金融業界では重宝されます。

資格を取得するのは大変ですが、取得をすることで自分の価値を上げることができます。

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