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FXとは?

FXは大衆心理を理解する必要がある!チャートから思考を読む方法・トレードに取り入れて勝つコツ

FXは世界各国のトレーダーや企業の売買によって値動きが発生しています。

為替の値動きは稀に大きく変動したり動きが鈍くなったりします。

この状況変化はトレーダー達の大衆心理が関係しています。

今回はFXの大衆心理の読み方と、大衆心理を取り入れたトレード手法で利益を上げる方法を紹介します。

「エントリーすると予想外の方向にいってしまう」、「思うようにトレンドに乗れていない」トレーダーは大衆心理を読むことによって改善されます。

損小利大トレードを狙いたい人は参考にしてください。

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FXでの大衆心理のチャート画面から読み取る方法

FXのチャートは大衆心理が現れています。

多くのトレーダー達や企業が売買している状況が反映されているので、チャートを見ると大衆心理を読み取ることができます

チャート画面を見て大衆心理を読むには、多くのトレーダーの考え方を把握する必要があります。

自分の考え方と同じではないトレーダーも多数存在することを知りましょう。

大衆心理を読めるようになると、勝てるポイントでエントリーしやすくなるので勝率が上がります。

色々なポジションを持っているトレーダーがいることを把握する

トレーダーの売買

トレーダーは様々なポイントでエントリーしているので、考え方や状況が異なります。

例えば強い上昇トレンド発生中で、トレンドが始まる前にエントリーしたトレーダー・発生を確認してエントリーしたトレーダーと、逆方向にエントリーしたトレーダーでは考え方が異なります。

トレンド発生時にエントリーしたトレーダー達は大きく利益を出すことに成功しているので、このままポジションを保有する人・利確ポイントで切り上げる人がいます。

トレンド発生を確認してエントリーしたトレーダー達は、より多くの利益を獲得するべくポジション保有する人がほとんどです。

逆方向にエントリーしている人は損切するか、耐えるか悩むはずです。

このように保有しているポジション状況で売買方向が変わっていくので、大衆心理を把握する時は自分の考えだけでなく、他の考え方で動いている人がいることを認識しましょう。

トレンドは含み損を持っているトレーダーが損切することによって加速する

トレンドが発生すると、時には強く上昇・降下するパターンがあります。

強いトレンドは多くの逆方向にエントリーしたトレーダーが損切をしている状況が背景にあります。

売買の均衡が一気に崩れて片方向にエントリーが傾くので、値動きが激しくなります

強いトレンドに乗るには、トレンドが強くなる前にエントリーする必要があります。

トレンド転換のタイミングは、高値・安値の更新がストップした時に現れやすく、「ヘッドアンドショルダー」、「ダブルトップ・ダブルボトム」といったチャートパターンを形成することが多いです。

ローソク足のヒゲが大きく伸びている場合も買い圧・売り圧の示唆になります。

上記ではトレンド発生時に損切をしている人の動きによってトレンドが加速すると説明しましたが、逆に買い増し・売り増しする人も少数いることを知っておきましょう。

買い増し・売り増しの取引数量が多ければ、値動きが停滞してしまうこともあります。

押し安値・戻り高値の原因は利確やトレンド転換と考えたトレーダーが原因

トレンド転換の考え

強いトレンドが発生しても、押し安値・戻り高値は存在します。

押し安値と戻り高値が発生している時は、トレンド発生時にエントリーしたトレーダーの利確やトレンド転換と考えたトレーダーのエントリーが影響しています。

押し安値と戻り高値のポイントは、トレンド発生ポイントまで伸びることはないところです。

一旦利確とトレンド転換の波が来ると、押し安値・戻り高値のポイントで押し目買い・押し目売りするトレーダーが現れます。

利確せずにポジションを保有している人もいるのでトレンドは継続されます。

ダウ理論にもありますが、トレンドは高値・安値の更新がストップしない限り継続されます。

一時的に反転しても、「反転するから利確?」、「トレンド転換のチャンス?」と考える前に大きなトレンドを把握して慎重に判断しましょう。

FXの大衆心理を読み取ったトレード手法

FXの大衆心理を読み取ったトレード手法を紹介します。

FXの大衆心理はチャート画面に反映されるので、チャートパターンを読み取ることで利益を上げることができます。

チャートパターンは確率の高い示唆となりますが、予想外の動きになることもあります。

予想外の動きになる時は、チャートパターン以外の情報に影響を受けている可能性があるので、ファンダメンタル分析やテクニカル指標を併用してカバーしましょう。

チャートパターンを合わせる以外にも大衆心理を使った手法はあるので、これから詳しく解説していきます。

多くのトレーダーが意識するレンジでトレード

レジサポライン

トレーダーはある一定の為替値を意識していることがあります。

例えばトレンドが発生していないレンジ相場では、ある一定の値幅で値動きが発生しています。

上記のような相場では安値・高値に意識されているポイントがあり、そのポイントで反応している可能性が高いです。

多くのトレーダーが意識しているポイントは何度も反発しているので、ラインを引いて確かめることができます。

このラインはレジスタンスライン・サポートラインといって、値動きを支えたり反発させたりするポイントになるのでわかりやすいエントリーポイントになります。

多くのトレーダーと同じ考えでエントリーできるので利益を伸ばしやすいです。

逆にレジサポラインをブレイクすると、今までの値動きと違う場面に移行する示唆になるのでトレンド発生の可能性が高くなります。

ブレイク後の値動きを見て、トレンドにのったエントリーも1つの手法です。

利食い期にトレンド転換を狙ってトレード

ダウ理論では先行期・追随期・利食い期といって、3つの場面に分かれています。

利食い期ではトレンドに乗ったトレーダー達が利確し始めている時期で高値・安値の更新がストップし始めます

ダウ理論では、上昇トレンド・降下トレンドのトレンド転換は直近の戻り安値・押し高値よりローソク足が下がった時とされています。

トレーダー達の利食い期が終われば、継続して同じ方向でエントリーするかトレンド終了と考えて逆方向にエントリーするかのどちらかになります。

何度も同じ場所で高値・安値の更新がストップされている場合は、トレンド転換する可能性が高いので転換を狙ったエントリーがおすすめです。

FXの大衆心理は機関投資家に利用されるので注意

機関投資家は個人トレーダーとは違い、保険会社や銀行といった大口投資家のことを指します。

機関投資家は基本的にロングスパンでトレードし、ファンダメンタルを重視している傾向にあります。

この機関投資家たちが投資する金額は個人トレーダーと比べて大きいので、値動きに大きく影響します。

個人投資家たちが個人とトレーダーと同じ心理で動けば強いトレンドが発生しますが、個人トレーダーの損切ラインを狙って値動きをコントロールする時もあります。

テクニカル分析でトレンドが発生したとエントリーしても、損切ラインまで下がり再び上昇したパターンを多くのトレーダーは経験しています。

損切ラインまで下がると、損切するトレーダーが急激に発生するのでチャートは一時的に逆方向に向かいます。

機関投資家は大きな力を持っている為、同じ考え方で動いてくれれば強い味方になりますが損切ラインを狙ったトレードをされると予想外の事態になってしまいます。

だましに引っかかる可能性がある

機関投資家が損切ラインを狙って逆張りトレードし一時的に値動きが反転することをだましといいます。

トレンド発生時は一度だましが発生する可能性があるので、だましを見送ってからエントリーするのが利益を上げるコツになります。

FXの大衆心理を読み取るのにダウ理論が使える

ダウ理論

FXの大衆心理を読む時にダウ理論は非常に有効的です。

ダウ理論では先行期・追随期・利食い期と3つの場面でトレンドを構成しています。

各場面でのトレーダー心理を当てはめてトレンド判断する理論なので、大衆心理を把握するのに使えます。

ダウ理論を使ってトレンド転換をわかりやすく捉える方法

ダウ理論の先行期・追随期・利食い期は大衆心理を表している

ダウ理論の先行期・追随期・利食い期では各トレーダーがどのような思考で相場を見ているか把握できます。

先行期ではトレンドが発生し始める段階で、エントリーする人は少なく、積極的に取引する人は少数です。

徐々に値上がりしていきトレンド発生を確認したトレーダー達は追随期でエントリーします。

トレンドの高値・安値更新が鈍くなった場面の利食い期は先行期でエントリーした人たちが利確しています。

利食い期ではトレンドの勢いが弱くなってくるので、追随期でエントリーした人たちも利確していきます。

ダウ理論のトレンド構成は大衆心理と密接の関係にあるので、トレンドでの大衆心理を把握したい時はダウ理論を用いてみましょう。

FXの大衆心理を読む時の注意点

注意事項

FXの大衆心理を読む時の注意点をまとめました。

FXの大衆心理を読む時の注意点
  • 機関投資家の存在をしる
  • 自分と真逆の考えにチャート方向が動く可能性もある
  • メンタルを強くする

FXの大衆心理を読んだつもりでも、チャート方向が真逆に向くこともあります。

どんな相場状況でも色々なパターンを予想していると柔軟にエントリーポイントを考えられます。

「大衆心理では〇〇だから△△」と言った固定概念をチャート画面に押し付けないように注意しましょう。

大衆心理とは異なる取引をする機関投資家を把握する

大衆心理を読めば為替変動の大きな方向性を読み取ることが可能ですが、大衆心理を使って逆の動きをする存在があることを把握しておきましょう。

機関投資家の力は個人トレーダーより強いので、機関投資家のテコ入れが入った時は、おとなしくエントリーを見送るか損切して次の場面でエントリーしましょう。

エントリーと逆方向に進む可能性を想定しておく

大衆心理を読み取ったつもりでも、エントリーと逆方向に進む可能性もあります。

最初から一方方向だけ見るのではなく、逆方向に進む可能性も想定しておきましょう

為替市場は予想外の動きをすることは日常茶飯事です。

大切なのは予想外の動きをしたときの捉え方と対応です。

逆方向に進む可能性を想定しておくと、反対方向に進んでも冷静に対処できます。

メンタルを強化する

メンタル面でやられてしまうと、大衆心理を読み取ることができても信じることができなくなります

メンタルがやられると含み損が怖くなってチャンスなのに損切してしまったり、逆方向に進んだ事実が認められなくなって損切できなくなったりします。

冷静に取引を判断していれば利益を出せたという場面が多くなるので、メンタル面は常にケアしておきましょう。

自分が焦っていると感じたときは取引を一旦ストップして、冷静に相場を判断できるまで休むことをおすすめします。

FXの大衆心理を読み取るとエントリーポイントをわかりやすく見つけられる

FXの大衆心理を読み取ると、勝てるエントリーポイントを見つけることができます。

予想外に動くこともありますが、多くのトレーダーと同じ方向でエントリーするので勝率が上がります

大衆心理に乗っ取ってエントリーしてもだましに引っかかる場合もあるので、多くのトレーダーの反応とだましを見送ってからエントリーすることをおすすめします。

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