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FXの年末年始ポジション持ち越しは危険!その理由と対処法

FXでは年末年始のポジション持ち越しが非常に危険だと良く言われます。

ただ、多くの方がそのことを当たり前に認識していたとしても、なぜ危険なのかを正確に知っている方は少ないと思います。

そこで今回は、なぜFXでは年末年始のポジション持ち越しが危険だと言われているかを、初心者でもわかるように詳しく解説していきます。

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FXの年末年始のスケジュールを確認すべし

多くの方と同じように、FXにも年末年始の休みがあります。

ここを理解しておかないと計画を見誤るのでしっかり把握しておきましょう。

また、FXは海外市場でも取引可能ですが、日本と違い多くのキリスト教国家はクリスマスを祝日と設定しています。

つまり、25日からFXの休みは始まっていることが少なくないのです、

12月25日と1月1日はFXも休みだと把握しておきましょう。

FXの年末年始のポジション持ち越しを避けるべき理由

FXでは年末年始のポジション持ち越しがなぜ危険なのでしょうか?

これは、簡単に言うと土日を挟んだときにおこる窓開けが発生するからです。

金曜日の夜と月曜日の朝は、チャートの終息地点と出発地点が若干ズレているケースが多々あります。

この終息地点と出発地点のズレのことを、FX用語では窓と言います。

つまり、FX取引がおこなえないのに値動きを起こっているということです。

これはケースによっては、何もできないのに損失のみ膨らんでいくということも考えられるということになります。

通常時であればチャートが不利な時は手続きを柔軟に対応して損失を防げばよいですが、休日・祝日を挟めばそれができなくなってしまいます。

これが、年末年始のポジション持ち越しが非常に危険な理由です。

流動性が大幅に低下する

FXはチャートの値動きを狙って収益を上げる仕組みです。

しかし、年末年始はトレーダーが市場に参入しなくなるので、流動性は大幅に低下してしまいます。

ただ、トレーダーの数が減って流動性が下がったということは、逆に言えば少ないトレーダーの取引が市場に大きく反映されやすくなるとも言えます。

つまり、年末年始はFXチャートの乱高下がかなり起きやすいのです。

ポジションを持っているとこの動きに巻き込まれ、大損をする可能性があります。

FXトレーダーは年末年始にどう行動するのが正解?

FXトレーダーにとって、年末年始はこれ以上損失を増やさないための正念場と言えます。

では、年末年始にトレーダーはどう立ち回れば良いのでしょうか?

シンプルなのは、自身のない初心者は年末年始に向けてポジションを解消しておくべきです。

一番簡単なリスクヘッジですね。

一方で、リスクを理解した上で年末年始を狙っていくのも一つの手です。

年末年始に空いた窓は、比較的もとに戻る傾向があります。

例えば、休日前に上昇傾向だったのに休日後に下落してしまった場合、その後に上昇して窓が埋まる可能性が高いということです。

中・上級者であればここを狙って確実に利益を得るということも狙えますが、前提条件として相場が乱高下しやすい状況にあるので、リスクを回避するには細かいチャートの動きを判断し、柔軟に取引をおこなう必要があります。

この手法には比較的高いスキルを要するので、はやり初心者にはおすすめできません。

年末年始はFXから離れるのも大切

FXで失敗する方の特徴として、少し儲けが出たからと会社をやめたり、高い家賃のマンションに引っ越したりして、自ら絶対にFXで儲けを出さないといけない状況に追い込んでしまっているケースが多いです。

FXにのめりこみすぎ、FXが生活の中心になるほどリスクは高まってしまうのです。

こうした状態を防ぐために、皆が休む年末年始は自分もしっかり休んで、少しFXから距離をおくこともおすすめです。

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