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FXの手法

FXの取引手法とは?初心者でもわかりやすいトレードスタイルや分析方法を解説

FX取引は投資の1種で、株式投資と違いレバレッジを最大25倍かけられることから、少額投資で大金を得ようとしている投資家達から人気です。

一方で株式投資と違い、レバレッジによってリスクも大きくなるので、損失が大きくなってしまう可能性も高くなります。

大きなリターン・大きなリスクを持つFXですが、リターンを継続的に取るには取引手法を駆使して勝率を上げて行く必要があります。

今回はFX取引する上で必ず必要になる取引手法について詳しく解説していきます。

特に初心者は「FX取引の手法が難しい」「実際になんとなくやっている方が勝てる」と思っている人も居ますが、手法を覚える事によって確実に勝つ確率が高くなります

チャート画面で分析をおこなう手法だけでなく、世界情勢からレート変動を読む手法も紹介するので、自分に合った取引手法を探している人は参考にしてください。

FXとは何?知っておきたいFXの基礎を初めての人にもわかりやすく解説

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FXの手法とは?

FXの手法は、レートの動きや世界情勢を読んで売買していきます。

分析方法も種類が多数存在しますが、投資戦略の期間設定が異なると戦略も変わってきます。

FX取引手法で設定するポイント
  • 期間
  • レートの分析方法
  • エントリー方法

基本的な手法はいくつかありますが、億トレーダーになっている人達は、基本的な手法を何度も反復して最終的に独自の手法を編み出しています

どんなに専業トレーダーの勝率が高い手法でも、自分で試すと全くだめだったというケースもあるので、手法は基本的なものから入り最終的に自分のやりやすい方法を作り出す必要があります

FX初心者におすすめの勉強法をプロが徹底解説!知識習得と実践はどちらが重要?

期間・分析方法を設定して取引する

FX取引の手法を試す時に、自分の取引ルールをまず作る必要があります。

取引ルールで決めること
  • 分析方法
  • エントリー方法
  • 損切り幅
  • 目標利益

取引ルールによってトレードスタイルも異なり、手法も大きく変わるので、自分がどのような形式で稼ぎたいか手法を試す前に考えましょう。

例えばゆっくり資産を運用したいという人は、短期間で勝負する手法は合っていません。

上記の様に各トレーダーの目標によって相性の良い手法があるので、自分の資産運用スタイルと目標から逆算して適切な手法を見つけましょう。

手法に正解はない

手法に正解はありません。

FX取引には必勝法がないので、常に取引に関する知識を増やしていく必要があります

相場は24時間動いていているので、セオリー通りに行かない場面や予想外に展開する場面もあります。

億トレーダーの手法だかといって100%勝てるというわけではないので、資産を増やす取引をしたい人は損失を抑えて勝機を逃さないスタイルを日々研究し続ける必要があります。

FXの基本的な取引手法

FXでの取引は取引期間も重要ですが、レード状況の流れを読んで「買い」「売り」どちらでエントリーするかも重要になってきます。

FXには「順張り」「逆張り」という取引手法があり、それぞれメリット・デメリットが存在します。

一般的に初心者は「順張り」から始めたほうが良いと言われていて、逆張りの考え方は取引テクニックが必要になります。
FXの的確なエントリーポイントとは?勝てるエントリータイミングをわかりやすく解説

順張り

順張りとは

順張りは、相場の流れに乗って取引する手法で、上昇トレンドが発生していれば「買い」降下トレンドが発生していれば「売り」と流れに乗っかるエントリー方法です。

順張りのポイント
  • 上昇トレンドは買い
  • 下落トレンドは売り

順張りは基本的にトレンドに乗っかることが重要で、トレンド発生時に乗ることができれば大きな利益を得られます。

一方トレンド最終段階でエントリーすると、「買った時に下がる」「売った時に上がる」現象が発生します。

初心者はトレンドの後乗りで失敗するパターンが多いので、トレンド状況を正しく見極められるようにしましょう。

FXで予想が当たらない時はどうする?対処する方法や予想通りに勝つ手法を解説

逆張り

逆張り

逆張りは先程紹介した順張りとは逆の考え方で、相場の流れに反したエントリーをします。

逆張りはトレンドの最終局面である「トレンド転換」を先読みしてエントリーします。

逆張りのポイント
  • トレンド転換時に逆張り
  • 強いトレンド発生時は逆張りNG

トレンド中には基本的に利用しないエントリー方法なので、「順張りの反対は逆張り」とシンプルに考えている人は、考えを改めましょう。

トレンドの最終局面でエントリーすると大きな利益を狙えますが、トレンドと違い騙しに引っかかる危険性が高いので初心者は要注意です。

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FX取引の取引スタイル

FX取引には基本的なスタイルがあります。

これから紹介するスタイルは、取引期間によって種類がわけけられており一番短い期間で取引する場合1秒~60秒で完結してしまいます。

FXの取引スタイル
  • スキャルピング
  • デイトレード
  • スイングトレード
  • ポジショントレード

各スタイルによってメリット・デメリットが存在し、トレーダーによって相性の善し悪しが異なるのでFX取引でどのくらい稼ぐことが目標なのか、把握してからスタイルを確立しましょう。

スキャルピング

スキャルピング

スキャルピングはFX取引の中で最も早いスパンで取引します

数十秒から数分の間で売買を完結するので、短期決戦となります。

スキャルピングの特徴
  • リスクを軽減できる
  • 瞬発的に利益を得られる
  • テクニカル分析が必須

よって利確幅は狭くなり1回の取引に得る利益も比例して少なくなります。

しかし小さな利益を何度も積み重ねる事によって最終的な利益を大きく増やしていくことができます。

1日に数十回も取引するので、エントリーするタイミングを常に見ておく必要があります。

FXのスキャルピングとは?手法の特徴・勝つコツやおすすめFX会社を解説

デイトレード

デイトレード

デイトレードはエントリーしたポジションをその日で決済するスタイルです。

スキャルピングよりポジション保有時間が長い為、得られる利益はスキャルピングより多いです。

デイトレードの特徴
  • ポジション持ち越しのリスクを抑えられる
  • スキャルピングより1回の取引で得られる利益が大きい
  • 重要経済指標の発表前後は注意

デイトレードは取引を終える時に必ず決済しなければならず、翌日にポジションを持つことが許されません。

もっと保有していようと考えるとデイトレードスタイルが崩れて曖昧な手法で勝率を下げてしまう原因になります。

デイトレードは長期間保有するリスクを最大限に抑えて利益をしっかり取る手法なので、取引ルールは絶対に守る必要があります。

スイングトレード

スイングトレード

スイングトレードは株式投資にも取り入れられている手法で、数週間から数ヶ月スパンで取引をおこないます。

為替のレート変動を中期的な相場感で捉えて、売買を判断していくのでチャート上の分析だけでなく世界情勢の情報も取り入れて戦略を立てます。

スイングトレードの特徴
  • ゆったり取引できる
  • ファンダメンタルズ分析も重要
  • ハイレバレッジのスイングはNG

長期間トレンド状況が続いている通貨ペアや、ある一定期間同じ動きをしている通貨ペアに有効的なスタイルです。

スキャルピングのように常にチャート画面を監視する必要が無いので、日中働いている人におすすめできるスタイルです。

FXデイトレードのやり方とは?基本的な手法と稼ぐコツ・注意点

ポジショントレード

ポジショントレード

ポジショントレードはスイングトレードより長いスパンをかけて取引を行います。

一つの取引に対して数ヶ月~数年間ポジションを保有するので、リスク管理を徹底して運用しなければなりません

ポジショントレードの特徴
  • ファンダメンタルズ分析が重要
  • 大きな利益を得られるチャンスがある
  • 毎月稼ぐことが出来ない

FX取引スタイルの中で一番長い期間ポジションを保有するので、1回の取引で大きな利益を狙えますが、有効証拠金の管理を怠るとロスカットの危険性が高くなります。

自分の得意な通貨ペアやレート変動状況で利用すると、リスクを抑えて大きな利益を得られます。

FXでのポジショントレードとは?特徴や利益を効率的に出す方法を徹底解説

FX取引で使う2つの分析手法

FX取引ではチャート上の動きを分析する方法と経済状況や指標を見て分析する方法があります。

FX取引で使う分析手法
  • テクニカル分析
  • ファンダメンタル分析

株式投資などの長期間保有型の投資は、ファンダメンタル分析が多く利用されていますが、FXはチャート上の動きを分析するテクニカル分析の方が多く利用されています。

各分析方法をしっかり知った上でエントリーすると、トレードで利確する精度が高まるので、どのような分析をするのか把握しておきましょう。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ分析は、為替市場の動向を分析したり取引している通貨ペアの国の情勢を分析したりすることによってレートの行き先を予想します。

各国の金融政策や経済状況によって為替レートは大きく動く傾向にあるので、ファンダメンタルズ分析は世界の経済状況・金融政策によってレートがどのように動くか分析する必要があります。

ファンダメンタルズ分析の特徴
  • 各国の経済指標などを使って分析する
  • 要人発言の情報収集も重要

しかしFXはファンダメンタルズ分析だけで取引すると、予想外の出来事で大損してしまう可能性がある相場です。

ファンダメンタルズ分析は根拠を強める一つの要因と捉えて、うまくテクニカル分析と組み合わせていきましょう。
FXのファンダメンタルズ分析とは?情報源と分析のやり方・取引に活用するコツを解説

テクニカル分析

テクニカル分析

テクニカル分析はチャートの動きを分析する手法で、「テクニカル指標」を使ってレートの方向性を予想します。

テクニカル指標は主に「オシレーター系」「トレンド系」があり、相場状況によって適切な指標があります。

通貨ペアと相性の良い指標、悪い指標もあるので実践経験から最適のテクニカル指標を見つけましょう。

テクニカル分析の特徴
  • テクニカル指標を使って分析する
  • 分析方法の相性は通貨ペアによって異なる
  • 独自の分析方法を確立している人もいる

ちなみに通貨ペアと相性の良いテクニカル指標は、期間によって異なる場合もあります。

「1年前はA指標を使っていたけど今は全然当てはまらない」という状況もあるので、常に最適のテクニカル分析方法を見出す必要があります。

そしてテクニカル分析は、テクニカル指標だけでなくラインを引いて分析する方法もあります。

テクニカル指標と違って自分でラインを描画する必要がありますが、テクニカル指標と組み合わせて使うと取引根拠がより強くなるのでおすすめです。
FXのテクニカル分析とは?2つの種類と初心者におすすめの手法・分析時の注意点を徹底解説

オシレーター系

オシレーター系のテクニカル指標は、相場での「買われすぎ」「売られすぎ」が把握できます。

トレンド系の指標は、売買タイミングをトレンド発生の示唆によってうまく活用する手法が有効ですが、オシレーターはトレンド転換期にうまく利用する手法が有効です。

オシレーター系の特徴
  • 買われすぎ/売られすぎを示す
  • 相場の変化の大きさを判断できる
  • 逆張りに有効

また、オシレーター系はトレンド継続なのか終わるのか把握することも可能なので、トレンド系とうまく組み合わせると根拠を強める取引が可能になります。

トレンド系

トレンド系の指標は、チャート上のトレンド発生を読み取ることが可能です。

トレンドは主に「上昇トレンド」「降下トレンド」に分かれており、どっちでもない場合は「レンジ」になります。

トレンド指標では、レンジなのか上昇トレンドなのか降下トレンドなのかはっきり理解することができるので、順張りトレードに有効活用できます。

トレンド系の特徴
  • チャートの方向性を見極められる
  • どのくらい過熱しているか分かる

トレンド指標を使った手法は多数存在し、サポートライン・レジスタンスラインと組み合わせるとエントリーの正確性が上がります。

ライン描画系

ライン描画はテクニカル指標を使用せず、自分でラインを引いて分析する方法です。

為替レートはいくつかのポイントで意識されている値があり、何度も反発している場所やサポートを受けている場所にライン引きをして売買を判断する手法があります。

ライン描画系の特徴
  • 自己判断でライン引きするポイントを決める
  • トレーダーの大衆心理を捉えられる

上記のようなラインをレジスタンスライン・サポートラインと言って、初心者でも手軽に始められる分析方法なのでおすすめです。

レジサポラインの他にも、上昇・降下トレンドにチャネルを引いて押し目買い・戻り売りのポイントを把握する手法などあります。

ラインを描画すると、テクニカル指標で得たエントリー根拠を強めたり、よりテクニカルなトレード手法を利用したりできるので重要な分析方法です。

テクニカル分析を使った手法

FX取引ではテクニカル分析をメインにトレード判断しているトレーダーが多く、大衆心理を読み取るためにも重要な役割を担っています。

これから初心者でも簡単に分析できるテクニカル指標を紹介するので、テクニカル指標を使ったことが無いという人は参考にしてください。

移動平均線

EMA線

移動平均線は一定期間の平均価格を線で表示している指標で、「単純移動平均線」「加重移動平均線」「指数平滑移動平均」と種類豊富にあります。

一定期間の平均設定を個人で調整できるので、短期・中期・長期トレードスタイルすべてに活用できます。

平均移動線の使い方は短期の移動平均線と長期の平均移動線を見て売買判断する方法で、短期平均移動線が長期平均移動線を抜けると「ゴールデンクロス」逆パターンは「デットクロス」と言います。

ゴールデンクロスは長期間のレート平均を抜けて上昇しているので「上昇トレンド」の示唆となり逆パターンは「降下トレンド」の示唆になります。

似たような使い方をMACDでも出来ますが、よりシンプルになっているのが平均移動線なので、初心者はまず平均移動線を活用してエントリーしてみましょう。

FXのEMAとSMAの違いは?どちらが使いやすい移動平均線なのか比較検証

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは一定期間のレート振れ幅を計測して、変動範囲を予測する指標です。

5本の線がバンド上になっており、各線によってレートが到達する確率が変わります。

ボリンジャーバンドの線について
  • アッパーバンド2
  • アッパーバンド1
  • ミッドバンド
  • ロワーバンド1
  • ロワーバンド2

アッパーバンド1とロワーバンド1の間にレートが収まる確率は約68%となっており、アッパーバンド2とロワーバンド2の間にレートが収まる確率は約95%です。

よって大きなトレンドが発生した場合、アッパーバンド1もしくはロワーバンド1を超えるレート変動が起きるので視覚的にトレンドをつかみやすい指標です。

ボリンジャーバンドとは?設定方法と見方・使い方を徹底解説

MACD

MACD

MACDはトレンド系の分析が可能な指標です。

MACDは指数平滑移動平均線(EMA)が使われおり、短期EMAと長期EMAの動きによって売買を判断し、平均移動線で説明した「ゴールデンクロス」「デットクロス」でエントリーします。

しかし短期足チャートでMACDを利用するとトレンドの分からない状態でエントリーしてしまい、損失してしまう傾向があるので注意しましょう。

レジサポライン

南アフリカランド円のレジサポライン

レジサポラインは、レジスタンスラインとサポートラインをつかった手法で「レンジ相場」で有効活用できます。

何度も反発しているラインとサポートされているラインを引いて順張りトレードするシンプルな手法です。

しかし、レンジブレイクが発生するとトレンドが発生しやすいのでエントリータイミングは通貨ペアの癖を見ながら判断しなければなりません。

トレンドラインとレジサポラインを組み合わせた手法もあるので、より精度を高めたいという人はトレンドラインも活用してエントリー判断をしてみましょう。

サポレジを利用したFXの取引手法は?引き方や注意点を徹底解説

トレンドライン

トレンドライン

トレンドラインは、レートの高値ポイントと安値ポイントをつなげてラインを引く手法で、押し目買いや戻り売りに使います。

上昇トレンド・降下トレンドといっても為替のレート変動は常に上下して動いているのできれいな右肩あがり、右肩下がりにはなりません。

トレンドラインは、上下しながら動いているレートの安値ライン・高値ラインを随時把握できるので短期トレードにも有効的です。

トレンドラインの引き方は?引くメリットや利用する時注意点を解説

億トレーダーが活用している取引手法

FX取引で億以上稼いだ実績を持っているトレーダーが活用している取引手法を紹介します。

専業トレーダーの手法は人によって大きく異なり、各トレーダーの得意分野を延ばした手法になっています。

完全にコピーすることは難しいですが、参考にすることによってより精度の高い取引手法を編みだすことができます。

勝率の高い取引手法を使いたい人は、成功しているトレーダーの手法を参考にしてみてください。

【2021年最新版】FX有名トレーダー人気ランキング!億を稼ぐ有名人資産家トレーダーの特徴・億り人の稼ぎ方を解説

Akiさん

akiさん

AkiさんはFXのトレードしている様子を配信していたトレーダーで、2018年5億以上の利益を出した事で有名になりました。

Akiさんの初心者時代は、ハイレバレッジの取引手法で中々利益を上げられず、借金するほどのトレーダーでした。

現在はハイレバレッジの取引手法を辞めて、取引ルールを厳守した手法でリスク管理しつつ運用しています。

Akiさんの基本的な売買判断は、逆張りでトレンドラインや移動平均線を使ったシンプルな取引手法です。

シンプルな取引手法とは言え、億以上の利益を出しているので、逆張りトレードに興味がある人は参考にしてみましょう。

ORZ

ORZ

ORZさんは今まで一度も就職経験の無い異色トレーダーで、FXに対して真剣に打ち込んだ結果、FXで生活できるようになったそうです。

youtubeでは様々なFX手法等を解説しており、初心者から上級者まで参考になる解説動画を配信しています。

ORZさんの手法は1・4時間足のデイトレードが主流で、損切りと利益は1:2と損小利大スタイルです。

利用しているテクニカル指標は、移動平均線・一目均衡表で、相場環境を認識しています。

トレンド相場は移動平均線をみて押し目買いと戻り売り、レンジ相場ではレジサポラインからの逆張りを狙った手法を活用しています。

ORZさんはシンプルで分かりやすい手法を利用しているので、これから手法を確立していくというFX初心者にもおすすめできます。

自分に適したFX手法の見つけ方

FX取引に最適な手法は、トレーダーの生活スタイルや資金、好みによっても変わります。

自分に合った取引手法を見つけるには、どのような調査や行動をすれば良いのでしょうか?

まだ手法が固まっていないトレーダー向けに、適した手法の見つけ方を解説します。

全ての手法を実践する必要はない

全ての手法を実践する必要はない

前提として、手法を見つける際は必ず実践が必要という訳ではありません。

実践ありきで手法を探す場合、膨大な時間を費やさなければいけないので、非効率的です。

手法の性格を比較して、ある程度の目星がついたものを試すようにしましょう。

相性の良い手法を見つける

仕事が朝早いのに夜中の1時~2時まで起きる必要のある手法など、無理しなければいけないものは基本的におすすめしません。

相性の良い手法を見つける理由
  • 無理なく実践できる
  • 挫折しにくい
  • 勝率アップの近道になる

特に裁量トレードの場合、エントリーしたまま寝てしまったり、体調を崩したりすれば大きな損失に繋がりかねません。

また、FX取引はトレーダーの瞬発力や判断力も求められるため、できるだけ万全の状態で取り組める手法がおすすめです。

FXは短期スパンで取引をする場合ほど、チャートに貼り付いて取り組む必要があります。フルタイムで働く会社員がスキャルピングなどの短期売買を実施するのは、無理が生じる可能性がかなり高いです。

教科書通りの手法は役立たない

教科書どおりの手法は役立たない

書籍などで紹介されている手法は、チャートが○○の形なら、トレンドが続く/転換するというように、かなり具体的に書かれています。

しかし、実際の為替チャートは転換点を結んだ時に綺麗な三角形や逆三角が表示されることはほぼありません

教科書通りの綺麗なチャートパターンが現れるケースは稀で、内容を鵜呑みにしすぎるといつまでもエントリータイミングが来ないということになってしまいます。

特定の手法を活用して利益を得るには、書籍に書かれている内容の検証と改善が必要です。
FXの検証のやり方とは?トレードルール検証の手順と注意点を初心者にも分かりやすく紹介

手法は時間をかけて確立する

手法と聞くと仰々しい感じがありますが、これまでの成功体験を振り返って成功パターンを確立したものが最も良い手法です。

手法は成功と失敗の経験を経てブラッシュアップされるものなので、最初から完璧な手法を求めないようにしましょう

候補の手法を見つけたら、実践しながら自分流のルールを追加していき、最適な手法を確立していきましょう。

FX取引で手法を使う時に注意するポイント

FX取引で手法使う時に注意するポイントを紹介します。

相場は、経済状況や自然災害によってあっという間に流れを変えるケースもあります。

2020年のコロナショックでは、全体的に円高になり予想外の動きをされて大損失した人が続出しました。

勝率の高い手法を求めるのも重要ですが、相場には必勝法が無く手法以外にも重要な部分があることを把握しておきましょう。

経済指標発表前後は取引を避けよう

経済指標の発表は、大きさによってレート変動の影響が変わりますが、金曜日に発表される米国雇用統計前後はエントリーを避けてください。

米国雇用統計は、レート変動に大きく影響する為「予想外の指標発表で大損失した」という人が多いです。

ギャンブルトレードを好むトレーダーは、雇用統計のタイミングで爆益を狙いますがリスクが大きいのでおすすめしません

損切りはどの手法でも重要

損切りはどの手法でも一貫して重要です。

損切りをしない手法もありますが、相場をある程度読める人でないと機能しません。

初心者は損切りするのが億劫でロスカットになる事例が多く、一発退場してしまう人もいます。

損切りをしっかりやると利益を増やす近道になるので、手法の研究よりまず損切り設定を徹底しましょう。

FXのリスクヘッジとは?資金分散や勝つための考え方と損失回避のポイントを解説

実践を繰り返して最適の手法を見つけよう

色々なFXの手法を紹介していきましたが、自分に最適の手法を見つけるには実践経験が必要です。

実戦経験は、リアルトレードでも可能ですが、現金投資が怖い人はデモトレードで手法を練習することも可能です。

全く実践せずにいきなり勝ちはじめることは無いので、早いスパンで勝てるようになりたいという人は実戦経験を積んで「どの手法が自分に合うのか」確かめていきましょう。

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