資産運用

初心者におすすめの資産運用7選!少額から始める方法や年齢別のおすすめ資産運用を解説!

初心者におすすめの資産運用7選!少額から始める方法や年齢別のおすすめ資産運用を解説!

急速な少子高齢化による年金問題や、健康、資産など将来に対する不安から資産運用を検討する方は年々増加傾向にあります。

野村アセットマネジメント資産運用研究所が実施した「投資信託に関する意識調査2024」では、2022年から2024年にかけ、投資家は約130万人増加した結果を公表しました。
(参照:野村アセットマネジメント資産運用研究所投資信託に関する意識調査2024)

資産運用は20代~40代の利用者数が増加傾向にあり、将来に備え資産を蓄える方は増えています。

野村アセットマネジメント資産運用研究所 投資信託に関する意識調査2024データ

しかし、資産運用をおこなうためには優良かつ自分に合う商品を選ぶ必要があり、初心者から始める方の中には、最適な商品がわからず悩む方も多いでしょう。

今回は、初心者から資産運用をおこなう方に向けたおすすめの資産運用方法や投資の際におすすめの制度・サービス、年齢別のおすすめ資産運用を解説します。

関連記事:【10社厳選】ネット証券会社おすすめランキング!初心者に人気の証券を紹介

資産運用とは

資産運用の言葉の意味を正しく理解していますか?

そもそも資産運用とは、持っている資産を増やしていくことを意味します。

リスクを背負いつつ、リターンを得るためにあの手この手で資産運用をするわけですね。

一般的に、高いリターンを得ようとすればするほど背負うリスクも大きくなる傾向にあります。

ハイリスクハイリターンは魅力的かもしれませんが、損失が発生してしまった時のダメージは計り知れません。

初心者であれば、ローリスクローリターン・ミドルリスクミドルリターンあたりを中心に資産運用をするべきです。

一攫千金ではなく、着実に利益を積み上げていくわけです。

資産運用は方法によってリスク・リターンが異なる

資産運用を、リスクとリターンで分類分けしてまとめました。

ローリスク
ローリターン
  • 定期預金
  • 定期貯金
  • 個人向け国債・地方債
  • 保険
  • ポイント投資
  • 金投資
  • 外貨預金
  • アンティークコイン
ミドルリスク
ミドルリターン
  • 不動産投資
  • 株式投資
  • 投資信託
  • ソーシャルレンディング
  • ETF(上場投資信託)
  • REIT(不動産投資信託)
  • iDeCo
  • 外貨MMF
ハイリスク
ハイリターン
  • FX
  • 先物取引
  • 暗号資産(仮想通貨)

ロー・ミドル・ハイ、それぞれ様々な資産運用の方法が存在します。

まずはリスクの小さなものから挑戦し、成功も失敗も経験して自分の糧としていきましょう。

自信がついてきたら、ハイリスクハイリターンのものに手を出すのも1つの手です。

投資した資金が一度に消えてしまうことのないよう、ミドル以下のリスクを背負うようにしてくださいね。

関連記事:不労所得で月10万円達成する方法!注意点とコツもご紹介【初心者必見】

初心者におすすめの資産運用7選

初心者は、ハイリスクハイリターンの資産運用にいきなり手を出すべきではありません。

ローリスクローリターン、またはミドルリスクミドルリターンの資産運用から始めましょう。

特に初心者にオススメしたい資産運用を7個厳選しました。

自分に合った方法で資産運用を始めてください。

初心者必見!おすすめ資産運用7選
  1. 株式投資
  2. 投資信託
  3. ポイント投資
  4. 米国株
  5. 不動産投資
  6. 債券
  7. 外貨預金

①株式投資

株式投資とは、株式会社が資金を調達するために発行する株式を購入する投資方法です。

株を購入した際の値段よりも高く売る事で売却利益を得ることが株式投資の仕組みであり、少ない資金から投資できる特徴もあります。

また、株式投資では配当金や株主優待といった利益を得ることも可能であり、ホテルの宿泊券や買い物3%還元など様々な株主優待を目的とし利用する方も多くいます。

株式投資は投資先が豊富である点も魅力であり、自分のペースで資産投資ができる点も魅力的です。

株式投資の魅力は下記の3点です。

株式投資のメリット
  • キャピタルゲインを狙える
  • 配当金がもらえる
  • 株主優待がもらえる

キャピタルゲインとは株売却時に得られる利益です。

株価によっては10倍に跳ね上がる「10倍株(テンバガー)」と呼ばれる株も存在します。

さらに、株式投資には株主優待やキャピタルゲイン以外に配当金によるインカムゲインも得られる特徴があります。

インカムゲインとは、資産を保有していることで得られる利益を指します。

株式投資で得られる配当金は企業活動で得られた利益を株主に還元するものであり、金額は変動することもあります。

株式投資には様々なメリットが存在しますが、下記のようなでデメリットやリスクも存在します。

株式投資のデメリット・リスク
  • 投資額が高額になりやすい
  • 値動きが激しい

株式投資は一般的に株数が100株からとなっているため、投資額が大きくなりやすい傾向にあります。

売買単位(単元)は企業によって異なりますが、100株の場合株価1,000円の企業であれば100万円が必要となります。

始める際は少額投資や分散投資を意識すれば、リスクはかなり小さくできます。

もちろん単元未満株取引も可能ですが、単元未満の場合は株主優待が受けられないなどの制限がかかる傾向にあります。

また、株式投資は投資信託や債券よりも株の値動きが激しいため、売却時に失敗し満足のいく利益を得られない可能性もあります。

株式投資を始める際は、メリットとデメリットを鑑み無理のない範囲で始めましょう。

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関連記事:松井証券の評判・口コミまとめ!手数料や投資信託についても解説

②投資信託

資産運用に対し苦手意識や難しいと感じている方におすすめの資産運用が、投資信託です。

投資信託とは、投資の専門家が投資家から集めたお金で資産運用をすることであり、資金を投資のプロに渡して代わりに資産運用をしてもらうということです。

投資信託の魅力は大きく4つあります。

投資信託の魅力
  • 少額投資ができる
  • 分散投資ができる
  • プロに任せられる
  • 豊富な選択肢

投資信託は、さまざまな投資先の中からプロが選び抜き投資をしてくれます。

取り扱うものは株だけでなく不動産や債券など種類は様々であり、投資先の種類が多い分、リスクが分散されています。

また100円から始められる投資信託があるほど、少額投資も可能です。

自分であれこれ考えたくはない、なかなか資産運用に費やす時間がない、そんな方はまず投資信託から始めてみてはいかがでしょうか。

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関連記事:SBI証券の評判・口コミ!実際のところどうなのか利用者の声から徹底解説

③ポイント投資

資産運用は現金だけでなく、Tポイント含む各種ポイント制度を使うことも可能です。

例えばSBI証券では、Tポイントを貯めつつ、貯まったポイントは投資の際に使用できます。

SBI証券 ポイント投資(参照:SBI証券)

他にも楽天証券では楽天ポイントが、LINE証券ではLINEポイントが投資に利用でき、現金を使うのは少し抵抗がある方でも抵抗感を少なくし投資をおこなえます。

貯まったポイントは投資だけでなく通常の買い物等でも使用できるため、初心者からでも無理なく投資ができる点がポイント投資の魅力です。

得られる利益は小さなものかもしれませんが、投資を味わいたいならもってこいの方法です。

なお、ポイント投資でも手数料がかかるうえ、元本割れのリスクもあります。

購入した金融商品の価値が下がれば、投資したポイント相当額よりも資産額が減る可能性もあるため、おこなう際はデメリットも把握したうえで始めましょう。

④REIT(不動産投資信託)

REIT(不動産投資信託)は不動産(オフィスや商業施設など)に投資し、不動産の賃貸収益や売買益などの利用益を分配する方法です。

不動産投資信託とも呼ばれており、小額から始められる特徴があります。

REIT(不動産投資信託)のメリットは下記の通りです。

REIT(不動産投資信託)のメリット
  • 少額で投資を始められる
  • 高利回りの分配金が期待できる

REIT(不動産投資信託)は少額で不動産に投資できるため、初心者からでも無理なく始められます。

投資先はオフィスビルや商業施設、住宅など多岐にわたる物件に投資できるため、リスクを抑えた投資が可能です。

REIT(不動産投資信託)は複数名で同じ不動産に投資ができるため、大型商業施設など個人では購入できないような施設への投資もできます。

また、株式のように売買が可能なため流動性が高く売買のタイミングを選びやすい点もREIT(不動産投資信託)の魅力です。

J-REIT(日本の不動産投資信託)の分配金利回りは平均で3.5%となっており、東証一部上場している株式の配当利回りや債券に比べても高水準となっています。

しかし、REIT(不動産投資信託)は不動産市場の変動や金利の影響を受けることも多いなどデメリットも存在します。

RREIR(不動産投資信託)の価格変動や分配金が期待よりも少ない可能性もあるため、投資する際は注意が必要しましょう。

関連記事:不動産投資初心者が知っておきたい基本の流れ|必要な予算やリスク

⑥債券

債券とは国や地方公共団体、企業などが一般の投資家から借り入れをおこなう目的で発行された借用証明書です。

債券には種類があり、国債(国が発行した債券)や地方債(地方公共団体が発行した債券)、社債(企業が発行した債券)などが存在します。

債券の魅力は、預金よりも高い金利で運用できる点です。

例えば個人向け国債は金利の下限が0.05%となっており、メガバンクなどの普通預金金利0.01%よりも高い金利で運用できます。

債券はリスクの低さや、長期的な運用に向いていることが大きなメリットです。

元本保証もあるため、満期になれば債権の額面金額を受け取れるローリスク・ローリターンな商品です。

なお、債券には価格変動や換金したい際にできなかったり換金によって価格を大きく下げてしまう流動性リスク、債券の利子や元本が支払い不能となるリスクもあるため注意が必要です。

⑦外貨預金

外貨預金とは、日本の通貨ではなく外国通貨建てで預け入れる預金のことを指します。

円預金との違いは、金利が高めである・為替変動により利益が発生する点です。

どこの国の通貨によるかでも変わってきますが、円預金と比べれば高金利なケースが多いため、預けている間利息を受け取れます。

受け取った利息をさらに投資すれば、複利の効果も得られます。

また外国の通貨であるため、為替変動の影響を受けるところもポイントであり、円安・円高を活用して利益を狙えに行けます。

関連記事:1,000万円の資産運用!成功するためのコツと失敗しないための対策まとめ

初心者が投資する際におすすめの制度・サービス

初心者から投資をおこなう際には、様々な制度やサービスの利用をおすすめします。

NISAやiDeCoなどの運用して得た利益を非課税にできる制度は、利用することでよりお得に投資をおこなえます。

非課税となるNISA、iDeCoは国が用意した優遇制度となっているため、初心者でも安心して利用できる特徴が存在します。

また、制度以外にもAIが最適な投資プランの提案をおこなうロボットアドバイザーもおすすめです。

以降では、初心者が投資する際のおすすめ制度・サービスをご紹介します。

初心者が投資する際におすすめの制度・サービス
  • NISA・つみたてNISA
  • iDeCo
  • ロボットアドバイザー

NISA・つみたてNISA

NISAとは短期的な投資に向けた「少額投資非課税制度」です。

2024年9月時点での口座数は2,509万口座であり、2024年1~9月までの増加件数は384万件と日本証券業協会は公表しました。

口座数
(単位:万口座)
全金融機関 うち金融機関
(証券会社除く)
証券会社 うち証券会社10社
2023年12月末時点 2,125 697 1,428 1,290
2024年1~9月時点 384 49 335 286
2024年9月時点 2,509 745 1,763 1,575

(参照元:日本証券業協会NISA口座の開設・利用状況(2024年9月末次点))
NISAは株式や投資信託等の運用で得た利益を非課税にできる制度です。

通常、株式投資や投資信託などの投資によって発生する利益には税金がかかります。

NISA以外の口座を利用する場合、約20%の課税がされるため100万円も受けたら約20万円が税金として徴収されます。

NISA口座を利用することで約20%の課税が非課税となるため、手元に残る金額を増やすことが可能です。

また、NISA口座を利用し投資信託や株式を購入した場合、最長5年案の非課税期間(課税なしに商品を運用できる期間)を得ることができます。

5年の保有後は新しいNISA口座枠へ移すか売却するか、特定口座または一般口座に払い出し継続保有するかなど自由に選べます。

一方、「つみたてNISA」はNISAよりも非課税枠(非課税のまま運用できる投資額)が120万円と大きいため、短期の株式売買で利益を得たい方におすすめです。

つみたてNISAは投資対象の商品が金融庁が判断する条件を満たしているものに限られているため、初心者でも安心して投資をおこなえる商品のみが揃っています。

課税はNISA同様ないため、運用で得た利益を税金として取られる心配もありません。

NISAと比較しても年間非課税枠は40万円ですが、その分非課税期間が20年と長期間である特徴があります。

選択できる商品も積立・分散投資向けとなっているため、中長期的な資産運用をおこないたい方におすすめです。

iDeCo(イデコ)

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、投資商品を運用し老後資金を準備する年金制度です。

公的年金(国民年金・厚生年金)とは異なり、加入は任意であり加入の申請、掛金の拠出、掛金の運用を全て自身でおこない、掛金とその運用益を年金として受け取れる特徴があります。

iDeCoには様々な税金メリットがあり、主なメリットは下記の通りです。

iDeCoのメリット
  • 掛金が全額所得控除
  • 利息・運用益が非課税
  • 受取時も一定額まで税制優遇

iDeCoは掛金が全額所得控除となるため、課税所得を減らせ、利用開始年分の所得税と翌年分の住民税が軽減されます。

また、NISA同様に運用によって得た利息や利益に対し課税が発生しないメリットがあります。

iDeCoでは原則60歳から「老年給付金」として需給を開始できるため、受取方法も自分で選択可能です。

一時金(一括受け取り)か年金(分割受け取り)、または一時金と年金の併用まで選択できるうえ、いずれの方法も各種控除の対象となります。

一定額まで税金がかからないため、老後資金に不安がある方におすすめの制度です。

なお、iDeCoは原則60歳の「老年給付金」までは引き出せないため利用する際は注意しましょう。

ロボアドバイザー

自分だけで資産運用をするのが不安な方には、ロボアドバイザーがおすすめです。

ロボットアドバイザーとはAIが最適な運用プランを提案してくれるサービスであり、投資初心者でもリスクに配慮した投資ができる特徴があります。

中には自動で資産運用をおこなうタイプも存在するため、初心者だけでなく忙しい方にとっても利用しやすいサービスです。

投資一任型と呼ばれるロボアドバイザーは、簡単な質問に答えるだけで、自動的に資産運用をおこなってくれます。

AIによる資産運用の強みは、「感情に左右されない運用」がおこなえることであり、感情的になって損失を抱えるリスクを避けられるのは大きなメリットです。

いわゆる「ほったらかし投資」も、ロボアドバイザーを駆使すれば実現可能です。

関連記事:ほったらかし投資とは?失敗する可能性は?初心者にも本当におすすめの方法を厳選

年代別おすすめ資産運用の方法

資産運用は年代によっておすすめの方法が異なります。

20代~30代の場合は、長期的な資産運用が可能であるため計画を立ててお金を増やす方法がおすすめです。

一方、40代~50代の場合は老後資金を残したうえで資産運用に取り組む必要があります。

以降では、年代別のおすすめ資産運用の方法を解説します。

タイトルタイトル
  • 20代~30代におすすめの資産運用
  • 40代~50代におすすめの資産運用

20代~30代におすすめの資産運用

20代~30代の場合、投資信託や株式投資など長期的に資産を増やせる資産運用がおすすめです。

投資信託は、投資の専門家が投資家から集めたお金を一つの大きな資金として投資・運用し、それぞれの投資額に応じた配当を得られる金融商品です。

自分たちで投資をおこなう必要はなく、投資の専門家が代わりにおこなうため初心者からでも始めやすく、長期的な資金増加を狙えます。

投資信託の利用に合わせ、資産運用時に発生する利益が非課税になるNISAやiDeCoの利用も並行しておこなうことで、よりお得に収益を得られます。

また、預金がある程度増えたら投資信託だけでなく株式投資にチャレンジするのもおすすめです。

40代~50代におすすめの資産運用

40代~50代は投資信託や株式投資、債券など老後を見据えた安定的な資産運用がおすすめします。

20代~30代と比べ既にまとまった資産がある場合も多いため、株式投資などの積極的な資産運用方法をしましょう。

なお、40代~50代が資産運用をおこなううえで最も意識すべき点は、老後の資金を残すことです。

債券はローリスク・ローリターンで収益を得られるほか、不動産投資も不動産自体が資産となるため無理なく資産運用がしやすいためおすすめです。

初心者が資産運用の方法を選ぶポイント

資産運用を始める際には、自分の目標やリスクとリターンのバランスなどを考慮し選ぶ必要があります。

資産運用は期間や目的により適した投資方法が異なります。

開始する前には自身の目標を明確にし、適した方法を探しましょう。

また、投資には必ずリスクとリターンが存在するため、選ぶ際にはバランスも考える必要があります。

以降では、初心者が資産運用の方法を選ぶポイントを解説します。

40代~50代におすすめの資産運用
  • 目標に合った投資を選ぶ
  • リスクとリターンのバランスを考えて選ぶ

目標に合った投資を選ぶ

投資を始める際には明確な目標設定が重要です。

目標を明確にすることで、短期的な資産運用がしたいのか長期的な資産形成がしたいのかを把握でき、最適な投資方法を見つけやすくなります。

例えば短期間でリターンを得たい場合は株式投資やETF(上場投資信託)などの流動性が高く、リターンの大きな投資がおすすめです。

老後資金の確保など長期的な投資を検討している方は、リスク分散が可能な不動産投資や債券など安定的にリターンを得られる投資をおすすめします。

リスクとリターンのバランスを考えて選ぶ

リスクとリターンのバランスを考え選ぶことも、資産投資においては重要です。

一般的に投資ではハイリスクな方法ほど大きなリターンを期待でき、ローリスクの投資はローリターンとなります。

ハイリターンな投資方法としてFXや先物取引などの投資方法が挙げられ、FXなどは高いリターンを得られる分、発生する損失も非常に大きいため、ある程度投資に慣れてからおこなうことをおすすめします。

また、リスクを抑えるおすすめの投資方法が「分散投資」です。

分散投資は複数の資産に投資することで特定の資産の価値が下がっても大きな影響を受けず、その他の資産で損失を補填できる可能性がある投資方法です。

株式や債券、REIT、ETFなど異なる投資に資産を分散させることでリスクを軽減しリターンを得やすくなります。

適した資産運用方法を検討する際には、必ずリスクとリターンのバランスを考慮しましょう。

初心者に資産運用の需要が高まった理由

資産運用は年々若年層を中心に需要が高まっています。

需要が高まった理由として、老後30年間で約2,000万円が不足する「老後2000万円問題」や近年の定期預金での利息の少なさや物価高による貯蓄の減少などが考えられます。

資産運用はリスクもありますが、その分得られるメリットも多いため需要が高まっている傾向にあります。

以降では、資産運用の需要の高まりについて解説します。

資産運用がおすすめな理由
  1. 老後2000万円問題
  2. 定期預金は金利が低いから
  3. 貯金にもリスクはある

①老後2000万円問題

老後2000万円問題とは、2019年6月に金融庁の金融審議「市場ワーキング・グループ」の報告の公表した「高齢社会における資産形成・管理」において、老後の生活で2000万円足りていないという報道により発生した問題です。

老後に2000万円用意しておかなければならない問題は、資産運用への需要を高める大きな要因となりました。

報告書では、高齢夫婦無職世帯の実収入(209,198円/月)から実支出(263,718円/月)を引いた54,520円を毎月赤字額とし、毎月の赤字額が20年間ないしは30年間積算して2000万円が不足すると公表されました。

金額は平均の不足額から導き出されたものであるため、決してすべての家庭に当て嵌まるわけではありません。

しかし、報告書により老後の資金を安定させ少しでも将来に備えるために、資産運用について考える人は増えています。

②定期預金は金利が低いから

定期預金によって資産運用を考える人もいますが、一般的な定期預金の金利はなんと0.001%ほどです。

債券はローリスクながら、金利が0.05%と定期預金よりも高く安定した金利を得られる結果となっています。

定期預金は100万円を1年預けても、利息は10円しか発生しません。

着実とはいえ効率がいいとはいえないため、より良い資産運用を考えなければならない時代になっています。

④貯金にもリスクはある

資産運用ではなく貯金で資産を備えることを検討される方も多いかもしれませんが、貯金にもリスクは存在します。

貯金で発生するリスクは「物価の上昇」です。

2020年基準「消費者物価指数全国 2024年9月分」によると、下記の3点で指数上昇が確認されています。

消費者物価指数
  • 総合指数:108.9(前年同月比は2.5%上昇)
  • 生鮮食品を除く総合指数:108.2(前年同月比は2.7%の上昇)
  • 生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数:108.4(前年同月比は2.4%の上昇)

食品や光熱・水道などが物価高騰の主な要因となり、総合指数を上げる結果となりました。

食品や光熱・水道代は生活において欠かせず、貯金しているだけではただただ値上がりに苦しむしかありません。

資産運用をして資金を増やしておけば、物価上昇にもついていけるでしょう。

関連記事:サラリーマンのお小遣いでも投資は可能!少額で可能な資産運用を紹介!

初心者が資産運用を始める際の注意点

資産運用はやり方によっては少なからずリスクが発生してしまいます。

なんとなくやっているだけでは、思っているような成果が出ない可能性も考えられます。

資産運用をスムーズに進めていくためには、リスクの把握や余裕のある資金確保、生活費へ手を付けないなどの点を意識しましょう。

以降では、初心者が資産運用を始める際の注意点を解説します。

初心者が資産運用を始める際の注意点
  • リスクをきちんと把握する
  • 資金は余裕を持って確保しておく
  • 生活防衛資金には手を出さない

リスクをきちんと把握する

資産運用はローリスクであっても、リスクは0ではありません。

どの資産運用方法にどのようなリスクがあるのかは、常に把握しておきましょう。

万が一失敗してしまった場合、損失はどれくらい発生してしまうのか理解しておくことが重要です。

またリスクの分散も意識しておきましょう。

1つの方法だけで資産運用をするのではなく、債券や不動産、株式など複数の方法で運用していくのがおすすめです。

資産を分散することで1つの運用手段でダメージを受けても、他の運用でカバーできる可能性が高まり安定的な資産形成が可能となります。

分散だけでなく、長期的に取り組むこともリスクの低下に効果的です。

短期で一気に資金を増やすのではなく、長期的にコツコツ増やしていくとローリスクで資産運用ができるため長期的な資産運用もおすすめです。

関連記事:リスクヘッジは投資の鉄則!株価暴落に有効な3つの対策を解説【簡単】

資金は余裕を持って確保しておく

資産運用は、元本が大きければ大きいほど利益も大きくなります。

例えば10万円で資産運用するのと、1000万円で資産運用するのとでは結果は大きく異なります。

投資する資金がいくらかによって資産運用の効率が変わってくるため、最初はいかに資金を用意できるかがカギを握るでしょう。

リスクを抑えつつスタートさせたい方は、1株から始められる少額投資をおすすめします。

なお、資産運用に取り組む際は余裕をもって資金を確保しましょう。

生活防衛資金には手を出さない

資金があればあるほど資産運用の効率よく利益を得られますが、必ず生活防衛資金を除いた資金でおこないましょう。

生活防衛資金とは万が一のトラブルに備えためておく生活費であり、子どもの教育費などといった貯金とは異なります。

生活防衛資金を削ってまで資産運用をしてしまうと、損失が発生した際に受けるダメージが多くなり、生活自体が困窮してしまう恐れがあります。

生活防衛資金として使う資金は別の口座に入れるなどして確保し、必ず投資用の資金と分けて管理しましょう。

残す生活防衛資金は、約生活費6ヶ月分はあると安心して資産運用が可能となります。

また、家族構成別のおすすめ生活防衛資金の期間や費用は下記の通りです。

家族構成 独身一人暮らし 夫婦二人暮らし 子どもがいる家族
期間 3ヶ月~半年 3ヶ月~半年 6ヶ月~半年
費用 約465,000~930,000円 約837,000~1,674,000円 約1,836,000~3,672,000円

関連記事:ロボアドバイザーのおすすめ20選を徹底比較!運用手数料が安く好成績なのはどこ?

まとめ:資産運用は今から始めるのがおすすめ

オススメの資産運用は1つではありません。

自分に合った方法で、少しずつ資産を増やしていきましょう。

将来のためにお金を増やしたいなら、資産運用は今すぐ始めるべきです。

慣れてきたら、上級者向けの投資にも手を出してみるのも1つの手。

よりよい生活を目指して資産運用をしてくださいね。

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