CFD取引に興味がある方の中には、「OANDA証券の評判はどうなの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
OANDA証券はカナダで設立された証券会社であり、金融庁「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」に記載されている安全なCFD業者です。
日本金融通信社によると、日本国における「証券会社等」は268件(2023年9月時点)存在するとされていますが、OANDA証券はCFD取引でMT4/MT5が利用できる数少ないCFD業者です。
とは言え、OANDA証券CFDの利用を検討している方の中には、「OANDA証券CFDは他社と比べてどうなの?」「どんな特徴があるの?」「実際に利用した方の評判は良い?」など、疑問に感じる方も多いでしょう。
そこで本記事では、OANDA証券CFDの評判や口コミを紹介するとともに、メリット・デメリットを詳しく解説します。
OANDA証券CFDを利用するべきか判断できる内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください。
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OANDA(オアンダ)証券とは

OANDA証券は、1996年にカナダで設立された会社です。
現在では世界9都市に拠点を構えており、金融庁(日本)をはじめ、FCA(イギリス)、CFTC(アメリカ)、ASIC(オーストラリア)、MAS(シンガポール)、IIROC(カナダ)に登録されており、それぞれの規制に則って運営されています。
OANDA(オアンダ)証券の詳細 | |
---|---|
運営会社 | OANDA証券株式会社 |
設立 | 2004年11月8日 |
代表者 | 柳沢 義治 |
資本金 | 3.5億円 |
加入協会 | ・一般社団法人金融先物取引業協会 ・日本証券業協会 ・日本投資者保護基金 |
住所 | 〒102-0093 東京都千代田区平河町1-3-13CIRCLES平河町 10階 |
登録番号 | 関東財務局長(金商)第2137号 |
OANDA証券CFDの基本情報
以下は、OANDA証券CFDの基本情報です。
取扱銘柄数 | 24銘柄 |
---|---|
取引可能銘柄 | ・株価指数CFD ・商品CFD |
取引手数料 | 無料 |
発注上限 | 銘柄によって異なる |
注文方法 | ・成行注文 ・指値注文 ・逆指値注文 ・トレーリングストップ注文 ・If Done注文 ・OCO注文 |
取引時間 | 銘柄によって異なる |
レバレッジ | ・株価指数CFD:10倍 ・商品CFD:10〜20倍 |
ロスカット | 一定の時間間隔で建玉の値洗いを行い、有効証拠金が必要証拠金の一定割合を下回る状態となった場合、裁量により建玉を計算においてロスカット |
取引ツール | ・MT4(インストール型) ・MT5(インストール型) ・ウェブ版MT4(ブラウザ利用) |
スマホツール | ・スマホアプリ版MT4 ・スマホアプリ版MT5 |
デモ取引 | 〇(※MT5のみ) |
口座開設までの期間 | 最短当日(オンライン本人確認を利用した場合) |
サポート | メール:(平日 8:00~18:00) (電話サポートあり) |
CFD取引のスペック比較
CFD取引のスペックは、以下の通りです。
特徴を分かりやすくするために、国内シェア№1のGMOクリック証券との比較表で整理してみました。
OANDA(オアンダ)証券とGMOクリック証券の比較表 | ||
---|---|---|
OANDA(オアンダ)証券 | GMOクリック証券 | |
銘柄数 | 24銘柄 | 150銘柄 |
レバレッジ | 最大20倍 | 最大20倍 |
スプレッド (日経225) |
5円 | 2円~7円 (変動制) |
手数料 | 無料 | 無料 |
取引単位 | 0.01枚 | 10枚 |
取引ツール | ・MT4(インストール型) ・MT5(インストール型) ・ウェブ版MT4(ブラウザ利用) |
・GMOクリックCFD ・ブラウザ版取引 ・はっちゅう君CFD ・PLATINUM CHART ・FX TOOLBAR |
ロスカット | 証拠金維持率100%以下 | 証拠金維持率50%以下 |
追証 | あり | あり |
約定方式 | NDD | DD |
※MT4で取引可能なのは株価指数のみ
OANDA(オアンダ)証券の大きな特徴は、NDD方式でMT4・MT5が使える点です。
メリットで詳しく解説しますが、透明性・信頼性の高いレートで取引できてかつ世界標準の取引ツールでトレードできるのはOANDA証券だけです。
MT4・MT5を活用して取引を行いたい方は、下記OANDA証券公式サイトをチェックしてみてください。
GMOクリック証券CFDの特徴・評判は?口コミをもとにデメリット・メリットを紹介
OANDA証券CFDの評判・口コミ
以下では、OANDA証券CFDの「良い口コミ」「悪い口コミ」別で紹介します。
以下で詳しく解説します。
OANDA証券CFDの良い口コミ・評判
以下は、OANDA証券CFDの良い口コミ・評判です。

年齢:30代
評価:★★★★4点

年齢:40代
評価:★★★★4点

年齢:30代
評価:★★★★4点

年齢:20代
評価:★★★★4点

年齢:50代
評価:★★★★4点
OANDA証券CFDの悪い口コミ・評判

年齢:20代
評価:★★★3点

年齢:20代
評価:★★★3点
OANDA証券CFDの口コミ・評判|まとめ
OANDA証券CFDは、多くのトレーダーから高い評価を得ている証券会社です。
特に、「MT4・MT5が利用可能」「少額取引ができる」「約定力が高い」「スプレッドが安定している」「NDD方式で透明性が高い」といった点が評価されています。
一方で、取扱銘柄が少ない、ファイナシングコスト(スワップ)が発生するといったデメリットを感じるユーザーもいます。
特に、中長期保有を考えている人にとっては、持ち越しコストが発生する点を注意する必要があります。
OANDA証券CFDの口コミ・評判|まとめ | |
---|---|
良い口コミ | ・MT4・MT5が利用可能 ・少額取引ができる ・約定力が高い ・スプレッドが安定している ・NDD方式で透明性が高い |
悪い口コミ | ・取扱銘柄が少ない ・ファイナシングコスト(スワップ)が発生する |
とは言え、約定力の高さやスプレッドの安定性に加え、少額から取引を始められる点は初心者にも大きなメリットです。
総合的に見ると、初心者や、短期トレードをメインに考えている方、MT4・MT5を使って本格的にCFD取引をしたい方には非常におすすめできる証券会社です。
OANDA証券CFDのメリット
OANDA証券CFDには、他社にはない魅力的なメリットが豊富です。
特に注目すべきメリットは、以下の3つです。
以下で、1つずつ詳しく解説します。
MT4/MT5が使える

OANDA証券CFDの最大のメリットは、「MT4/MT5が使える」点です。
国内でCFD取引にて「MT4」「MT5」の両方を利用できるのは「OANDA証券」しかありません。
そもそもMT4(MetaTrader4)とは、ロシアのMetaQuotes社が開発した世界的に人気のある取引ツールであり、シンプルな操作性と多機能なチャート分析ツールを兼ね備えている点が特徴です。
一方でMT5(MetaTrader5)は、MT4の後継バージョンであり、MT4よりもさらに高機能な取引ツールです。
MT4とMT5の違い | ||
---|---|---|
MT4 | MT5 | |
速度 | やや遅め | 高速 |
インジケーター | MT5より豊富 | 豊富 |
時間軸 | 9種類 | 21種類 |
板情報 | なし | あり |
描画ツール | 31種類 | 44種類 |
気配値表示 | ・銘柄 ・プライスボード |
・銘柄 ・プライスボード ・ティックチャート ・詳細表示 |
経済指標 | 外部 | 発表時刻表示内蔵 |
以下のように、CFD取引においてMT4/MT5を利用できることは大きなメリットとなります。
- 高度なチャート分析ができる
- 自動売買(EA)の活用 による効率的なトレードが可能
- 自分に合った取引環境を構築できる
そのため、CFD取引で「MT4/MT5が使える」点は、OANDA証券CFDの最大のメリット です。
取引単位が小さい【日経225は200円~可能】
OANDA証券CFDは、「取引単位が小さい」点もメリットです。
少額資金でも取引を始めやすいからです。
通常、CFD取引では証券会社ごとに最小取引単位が異なり、ある程度まとまった資金が必要になります。
その点、OANDA証券では日経225のCFD取引を200円〜スタートすることが可能です。
銘柄 | 取引単位 | 必要証拠金 |
---|---|---|
JP225 (日経225) |
0.01 | 約200円 |
US30 (NYダウ) |
約2500円 | |
UK100 (FTSE100) |
約800円 | |
GER30 (DAX) |
約1300円 |
※最新の情報は公式サイトにてご確認ください
筆者が愛用してるGMOクリック証券だと日経225は10枚からで、必要資金は約2万円です。
つまりOANDA証券であれば、他社の100倍少ない資金でCFD取引をスタートできるということです。
▼日経225で比較(レート:2万円の場合)
証券会社 | 取引単位 | 必要証拠金 |
---|---|---|
GMO クリック証券 |
10枚 | 2万円 |
OANDA証券 | 0.01枚 | 200円 |
CFD初心者でも始めやすいため、「取引単位が小さい」点もOANDA証券のメリットです。
NDD方式でチャートの信頼性が高い
OANDA証券CFDは、「NDD方式でチャートの信頼性が高い」点もメリットです。
インターバンク市場の金融機関と直接取引ができる方式を指します。FX会社のディーラーを介さず、透明性の高いレートを提供できる点が特徴です。
国内のFX・CFD業者はDD(ディーリング・デスク)方式を採用しており、投資家の注文をディーラーが仲介してインターバンク市場へ流します。
そのため、ディーラーによるレート操作やスリッページの発生などが懸念されることも少なくありません。
その点、OANDA証券は国内で数少ないNDD方式を採用している業者であり、取引の透明性が高く、公正な価格で約定しやすい点がメリットです。
- レート操作のリスクがない
- スリッページの発生が抑えられる
- 注文の約定スピードが速い
DD方式ではエントリー時にディーラーを介するため、約定までに時間がかかり、その間に価格が変動してしまうことがあります。
一方、OANDA証券のNDD方式では、クリックした瞬間に即約定するため、狙った価格で取引がしやすいという点も魅力です。
上記の他にもOANDA証券CFDには多くのメリットがあるため、気になる方は以下の公式サイトをチェックしてみましょう。
OANDA証券CFDのデメリット
上記ではメリットを紹介しましたが、口コミを見るといくつかデメリットも見られます。
特に、「取扱銘柄」に関する点がデメリットに感じている方が多いようです。
以下で詳しく解説します。
銘柄は株価指数と商品CFDのみ
OANDA証券CFDのデメリット1つ目は、「銘柄は株価指数と商品CFDのみ」である点です。
そもそもCFD銘柄には、「株価指数CFD」「商品CFD」の他に、「個別株CFD」「バラエティCFD」もあります。
- 株価指数CFD
- 商品CFD
- 個別株CFD
- バラエティCFD
たとえば、GMOクリック証券やIG証券では、VIX指数や個別株CFDなど、OANDA証券より多くの銘柄を取り扱っています。
そのため、より多様な銘柄を取引したいと考えている方にとっては、OANDA証券のラインナップはやや物足りないと感じるかもしれません。
とは言え、日経225、NYダウ、FTSE100などの主要な株価指数CFDや、金・原油といったメジャーな商品CFDが揃っているため、CFD初心者や「株価指数CFD」「商品CFD」のみで良いと考える方にとっては十分な環境であるとも言えます。
幅広い銘柄を取引したい場合は他の証券会社を検討する必要がありますが、限られた銘柄で効率的に取引したい方にはおすすめできるCFD会社です。
OANDA証券CFDがおすすめな人の特徴
OANDA証券CFDはおすすめのサービスですが、以下の特徴に当てはまる方には特におすすめです。
以下で詳しく解説します。
MT4・MT5を利用したい人
OANDA証券CFDがおすすめな人の特徴1つ目は、「MT4・MT5を利用したい人」です。
以下の表を見てもわかるように、CFD取引でMT4・MT5が利用できる業者は少ないうえに、「MT5」が利用できるのは「OANDA証券」のみだからです。
MT4・MT5が利用できるCFD業者 | ||
---|---|---|
MT4 | MT5 | |
OANDA証券 | ◯ | ◯ |
楽天MT4CFD | ◯ | × |
ゴールデンウェイ・ジャパン | ◯ | × |
JFX | ◯ | × |
MT4・MT5は、世界的に利用されている高機能な取引ツール であり、特にCFD取引では高度なテクニカル分析やカスタマイズ性の高さが強みです。
具体的には、豊富なインジケーターを活用できる、自由度の高いチャート設定が可能、過去データを使ったバックテストができるなどのメリットがあります。
また、MT5では処理速度が向上し、複数の時間軸を同時に表示できるなど、さらに進化した機能を利用可能です。
そのため、MT4・MT5を活用して本格的なCFD取引を行いたい方には、OANDA証券が最適な選択肢と言えます。
少額から始めたい人
OANDA証券CFDがおすすめな人の特徴2つ目は、「少額から始めたい人」です。
一般的なCFD業者では、最小取引単位が大きく、まとまった資金が必要になる場合が多い ですが、OANDA証券なら少額からリスクを抑えて取引を開始できます。
特に、「日経225」は数百円から取引できるため、初心者でも手軽に始められます。
OANDA証券では最低限の証拠金で取引をスタートできるため、初心者がリスクを抑えてCFD取引を始めたい場合に最適 です。
また、取引単位が小さいため、複数の銘柄を組み合わせた分散投資もしやすいです。
そのため、少額からCFD取引を始めてみたい方には、OANDA証券が特におすすめです。
OANDA証券CFDのスプレッド比較
以下では、OANDA証券CFDのスプレッドを「株価指数CFD」「商品CFD」別で紹介します。
以下で詳しく紹介します。
株価指数CFDのスプレッド
以下は、OANDA証券「株価指数CFD」のスプレッドです。(※)
OANDA証券「株価指数CFD」のスプレッド | |
---|---|
JP225 | 5 |
AUS200 | 3.2 |
CHINA50 | 8 |
HK50 | 7 |
SING30 | 2 |
EU50 | 1 |
GER30 | 2 |
FRA40 | 1.4 |
NL25 | 25 |
UK100 | 1.5 |
US100 | 2.3 |
US2000 | 40 |
US500 | 0.5 |
US30 | 2 |
※スプレッドは変動します。
最新の情報は公式サイトでご確認ください。
商品CFDのスプレッド
以下は、OANDA証券「商品CFD」のスプレッドです。(※)
OANDA証券「商品CFD」のスプレッド | |
---|---|
UKOIL | 3 |
NATGAS | 0.7 |
USOIL | 4 |
CORN | 1 |
SOYBEANS | 1.7 |
SUGAR | 2.5 |
WHEAT | 1 |
COPPER | 15 |
XAUUSD | 50 |
XAGUSD | 274 |
※スプレッドは変動します。
最新の情報は公式サイトでご確認ください。
OANDA証券CFDのキャンペーン【2025年3月最新】
現在OANDA証券ではいくつかキャンペーンが行われていますが、特に注目すべきは「商品CFDキャッシュバックキャンペーン」です。
商品CFDキャッシュバックキャンペーン

対象期間中に(2025年02月01日~2025年02月28日)取引した金額に応じて最大300万円キャッシュバックされるキャンペーンです。
商品CFDの全銘柄が対象であるため、「商品CFD」取引を検討されている方は特に注目です。
OANDA証券では上記以外にもキャンペーンが実施されているため、以下公式サイトからチェックしてみてください。
OANDA証券CFDに関するよくある質問
ここからは、OANDA証券CFDに関するよくある質問を紹介します。
OANDA証券CFDは出金拒否される?
OANDA証券CFDで出金拒否されることはありません。
OANDA証券は、金融庁に登録された国内業者であり、厳格な規制のもとで運営されています。
そのため、正当な手続きに従って出金申請をすれば、出金が拒否されることはありません。
配当金は貰えるの?
買いポジションの場合は全銘柄で配当金を受け取ることが可能です。
逆に売りポジションだと支払いになります。
取引期限は?
取引期限はありません。
お得に始める方法は?
現在開催中のキャンペーンはありません。
OANDA証券でCFD取引を始めよう!
今回はOANDAのCFD取引について解説しました。
OANDA証券は、MT4・MT5の両方が利用できる国内唯一のCFD業者であり、日経225が数百円から取引できるなど、少額取引が可能な点が大きな魅力です。
また、NDD方式を採用しているため、透明性の高いレートと高い約定力で取引できるメリットもあります。
一方で、取扱銘柄は株価指数CFDと商品CFDに限定されているため、個別株CFD・商品CFDを取引したい方には不向きかもしれません。
とはいえ、銘柄が厳選されているうえに、CFD取引を少額から始めたい方や、MT4・MT5を活用した高度なテクニカル分析を行いたい方には、OANDA証券CFDは最適な選択肢の1つです。
興味のある方は、ぜひ以下の公式サイトをチェックしてみてください。