
EAキャンペーン(二重価格)について…
📌 EA販売と投資助言・代理業の関係
EA(自動売買プログラム)を販売する行為 は、単なるソフトウェアの販売ではなく、
「このEAを使えば利益が出る」などの助言を行いながら販売する場合、金融商品取引法上の「投資助言業」に該当する可能性がある」 という点がポイントです。
📌 キャンペーン(割引販売)と契約締結前交付書面の関係
財務局の指導では、
EAを投資助言商品として販売する場合、キャンペーンを行うたびに契約書面の変更届が必要 とのことですが、
これは 契約条件の変更 が発生するため、金融商品取引法上の説明義務を果たす必要があるからです。
✅ 具体的な理由
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キャンペーン価格の変更は 「報酬の変更」にあたり、契約条件が変わるため、事前説明が必要になる。
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金融商品取引法では、契約の条件やリスクについて 事前に投資家へ適切に説明する義務 がある。
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特に 投資助言業者は、「契約締結前交付書面」および「契約締結時交付書面」において、料金体系やサービス内容を明確に記載しなければならない。
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二重価格(通常価格とキャンペーン価格)のような 「特別な販売手法」を採用する場合、適切な情報開示が求められる。
📌 販売プラットフォームにおける問題点
EA販売プラットフォームでは、EAの販売者が 「通常価格 98,000円」→「特別価格 29,800円」 などのキャンペーンを行うことがありますが、
このような 「二重価格」表示が消費者を誤認させるリスク も指摘されています。
さらに、
✔ EAの販売者が金融商品取引業の登録をしていない場合、投資助言に該当する行為をしていると違法になる可能性がある。
✔ 価格設定を頻繁に変えながら販売する場合、適切な届出や説明がなされているかが問われる。
✔ 消費者(投資家)が「本当に価値がある商品なのか?」と誤認する可能性があるため、財務局も厳しくチェックしている。
📌 今後の対応として
✅ キャンペーンを行う場合は、事前に契約締結前交付書面・契約締結時交付書面を適切に修正し、財務局へ届け出る。
✅ EA販売に関して、投資助言業のルールを遵守するために、販売方法や表現を適正化する。
✅ 誤解を招くような価格設定(過度な二重価格など)を避け、透明性のある価格体系を構築する。
📢 まとめ
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EA販売が投資助言業に該当する場合、キャンペーン実施のたびに契約書面の変更が必要!
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価格設定が誤解を招かないよう、金融庁の規制に沿った運営を行うことが重要!
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財務局の指導を受けた以上、適切な対応をとることが事業の安定運営につながる!
💡 今後も規制が強化される可能性があるため、法令遵守を徹底し、適正なビジネスモデルを構築することが重要です