myfxbookは、トレーダーが自分の取引履歴を分析し、他のトレーダーと共有できる人気のあるトレード分析プラットフォームです。MT4/MT5やcTraderと連携して、リアルタイムで取引データを取得し、詳細な統計情報を表示します。
基本的な使い方
-
アカウント登録 & 接続
- myfxbookに無料登録し、自分の取引口座(MT4/MT5, cTraderなど)をリンク。
- 認証方法はEA接続やINVESTORパスワードを使う方式がある。
-
ダッシュボードの確認
- General Stats(基本統計)
→ 総損益、勝率、プロフィットファクター、最大ドローダウンなどが表示。
- Advanced Statistics(高度な統計)
→ 取引の詳細データを表示。ここに MAE/MFE の指標も含まれる。
-
パフォーマンスの詳細分析
- 月ごとの成績、取引回数、最大利益・最大損失などを分析可能。
- グラフやヒートマップで視覚的にトレード傾向を確認。
Advanced StatisticsのMAE/MFEとは?
MAE(Maximum Adverse Excursion) と MFE(Maximum Favorable Excursion) は、各トレードの最大ドローダウンと最大含み益を測定する指標です。
MAE(最大逆行幅)
- 意味: 取引中に最も逆行(損失方向に動いた)したpipsや金額。
- 用途: 各トレードがどの程度リスクにさらされたかを確認するための指標。
- 例:
- ロングポジションで+50pipsの利益確定したが、一時的に-20pipsまで逆行した場合、MAEは「-20pips」。
MFE(最大順行幅)
- 意味: 取引中に最も順行(利益方向に動いた)したpipsや金額。
- 用途: 各トレードの「最大の含み益」を示す指標。
- 例:
- ロングポジションで+30pipsの利益確定をしたが、最大で+60pipsまで含み益があった場合、MFEは「+60pips」。
MAE/MFEの活用方法
-
トレーリングストップの調整
- MAEが大きすぎる場合、エントリータイミングが悪い可能性がある。
- MFEが大きいのに実際の利益が小さい場合、利益確定のタイミングが早すぎるかもしれない。
-
損切り・利益確定の最適化
- 平均MAEを分析し、適切な損切り幅(SL)を決定。
- 平均MFEを分析し、適切な利益確定幅(TP)を設定。
-
エントリー・エグジット戦略の改善
- MAEとMFEの分布を見ることで、適切なエントリー/エグジットのパターンを発見。
- 例えば、MAEが比較的少ないトレードが勝率が高ければ、損切りを狭めることを検討。
まとめ
- Myfxbookは取引履歴を自動分析してくれる便利なツール。
- MAE(最大逆行幅) → トレード中にどれだけ損失方向に動いたか。
- MFE(最大順行幅) → トレード中にどれだけ利益方向に動いたか。
- 分析方法:
- MAEが大きすぎる → 損切り設定やエントリータイミングを見直す。
- MFEが大きいのに実際の利益が少ない → 早すぎる利益確定を改善する。
このようにMAE/MFEを活用することで、より効率的なトレード戦略の構築が可能になります!