RSIと共に、オシレータ系の代表的なテクニカル指標
として、ストキャスティクス(Stochastics)があります。日本語では推測統計学という意味となります。
この指標は、「%K」「%D」「%SD」という3つの指数から構成されています。
基本となる指数は「%K」。これは、ある一定期間において、下のように計算されます。
(「現在値-期間内安値」÷「期間内高値-期間内安値」)×100
一定期間に動いた値幅の範囲(最高値-最安値)を100とした場合に、現在のレート(その時点での最新の終値を用いるのが一般的)が、その何%のところに位置しているのかを示す数値です。
「%D」という指数は、ある一定期間(%Kで用いた一定期間とは異なるように設定するのが一般的)を決めて、下のように計算します。
(「『現在値-安値』の期間分合計」÷「『高値-安値』の期間分合計」)×100
これは、その期間分の%Kを均した数値ともいえます。
もう一つの指数「%SD」は、ある期間の%Dの平均を取ったものです。対象期間が6本なら、
「6本分の%D」÷6
で求めます。
ストキャスティクスは、この3つの指数を単独、あるいは組み合わせて使う指標です。組み合わせ方、使い方はいろいろ考えられますが、一般的によく使われるのは、
・%Kと%Dを組み合わせた「Fastストキャスティクス」
・Dと%SDを組み合わせた「Slowストキャスティクス」
です。
詳しくは、ストキャスティクス(Stochastics).pdf をダウンロードしてください。(メンバー用資料となります。 パスワードをお忘れの方は、お気軽にメールにてお尋ねください。) 本レポートにより、ストキャスティクス についての理解が深まれば幸いです。
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5月
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